彼らが紡いだ物語
2026年の初夏、長崎県諫早市で立ち上げられた「ビジネス活性化プロジェクト Can Show」。そこに参加したのは、諫早商業高校の生徒、松尾日和さん、山口凛寧さん、秋山結楽さんの3人です。彼らは地元の特産品を活かした新しい商品を作りたいと考えていましたが、ただの観光土産ではなく、地元の人々に喜ばれるものを目指していました。
偶然の出会いが使命を与えた
そのプロジェクトの中で、偶然出会ったのが、滝キャロットファームのブランド人参「紅天神」でした。このにんじんは、鮮やかな色合いと甘さが特徴で、臭みがなく生でも食べやすいという評判を持っています。達成社長が東京のイベントで偶然この素材に出会ったことで、3人が求めていた「諫早にしかない素材」が見つかったのです。
試行錯誤の連続
始めに3人は、キャロットケーキをもとにしたキャロットカステラの製作に挑戦しました。しかし、素材の良さを引き出せず、行き詰まりを感じます。そんな中、杉谷本舗の生どら焼きを口にした高校生の一言が転機となりました。「これに紅天神を合わせてみては?」この一言がきっかけで、カステラから生どら焼きへの発想転換がなされ、商品の可能性を広げました。
諦めない心が形にした商品
2026年1月、授業発表時に商品完成には至りませんでしたが、3人はその後も諦めずに活動を続け、メディアからも注目されました。卒業後も彼らはプロジェクトを続け、「最後までやりたかった」という気持ちから商品の完成を目指しました。
味の特徴
紅天神のにんじん生どら焼きは、杉谷本舗のカステラ職人によって焼かれたしっとりとした生地、ホイップクリーム、小倉あん、紅天神のシロップ煮を重ねた二層仕立てになっています。にんじん特有の風味をしっかりと感じられる一方で、くさみや苦味はなく、自然な甘さが広がります。「にんじんが嫌い」と口にする人でも不思議と美味しく感じるほどの味わいで、全体が絶妙にまとまっています。この美味しさの背景には、試行錯誤の末に、バランス良く調整された材料があるのです。
杉谷本舗と紅天神の相乗効果
杉谷本舗は、1811年創業の老舗菓子店で、215年の歴史を誇ります。伝統菓子を守りながらも、革新を重んじ、新しいものづくりに挑戦し続けています。このプロジェクトは、その精神を体現した形となりました。
2026年4月25日販売開始
紅天神のにんじん生どら焼きは、2026年4月25日より発売されます。そして、プロジェクトに携わった若き才能の情熱が結実したこの商品が、多くの方々に喜ばれることを期待しています。地元の素材と老舗の技術が見事に融合した逸品。ぜひお試しください!