コーセー、タイのウェルネスブランド「PAÑPURI」を子会社化
株式会社コーセーが、タイを拠点にホリスティックウェルネスブランド「PAÑPURI」を展開するPURI CO.,LTD.の株式取得を決定しました。この取り組みは、コーセーの中期戦略「Vision for Lifelong Beauty Partner―Milestone2030」の一環として位置づけられ、グローバルな市場でより強い存在感を確立することを目指しています。
ピューリ社について
「PAÑPURI」は、2003年に古代アユタヤ王国の伝統的なハーブやエッセンシャルオイルを用いた製品群を提供し、体、心、魂の調和を目指すブランドです。香りにこだわり、心地良さを極めた製品は、タイの伝統的なウェルネスアプローチを体現しています。また、2,300種類以上の不審な成分を排除する“Zerolist™”という基準を導入し、サステナビリティにも注力しています。
フレグランス、バス&ボディ、スキンケア、ホームフレグランスなど幅広い商品群を展開し、タイ国内だけでなく、日本、中国、欧州でも販売が行われています。特に「フレグランス」は東洋の伝統とタイ文化にインスパイアされたユニークな香りとして、多くのファンを魅了しています。
株式取得の背景と意義
コーセーの株式取得により、ピューリ社の成長を支援し、コーセーのブランドポートフォリオを拡充することが期待されています。これにより、新しい顧客との接点が広がり、国際市場での競争力向上につながるでしょう。この新たな一歩は、グローバルサウス市場における企業価値の向上にも寄与します。
コーセー社長のコメント
株式会社コーセーの代表取締役社長である小林 一俊氏は、「PAÑPURIを迎え入れることに大変嬉しく思う」と語ります。タイの伝統的アプローチと、製品の使い心地の良さは、当社の創業以来の精神と高い親和性を持ち合わせています。今回の株式取得を機に、当社のグローバル戦略を加速させ、さらなる価値向上を目指してまいります。
ピューリ社CEOの期待
ピューリ社のCEO、Vorravit Siripark氏は、コーセーとのパートナーシップが「PAÑPURI」にとって大きな変革の節目になると考えています。コーセーの革新的な技術や専門知識を活用することで、タイのホリスティックなウェルネスビジョンをさらに強化し、より多くの人々に届くよう努めていく意向を示しました。
まとめ
このコラボレーションにより、タイの伝統を守りつつブランドの成長と革新を推進し、有意義な美容を提供する新たな未来が切り開かれることでしょう。コーセーと「PAÑPURI」がどう進展していくのか、今後の展開に期待が寄せられます。