ボウイ遺作『LAZARUS』
2025-05-31 20:16:28

デヴィッド・ボウイの遺作、ミュージカル『LAZARUS』が日本初演!

デヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』日本初演



待望のデヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』が、5月31日(土)、神奈川芸術劇場で日本初演を迎えました。この作品はボウイが亡くなる直前に、エンダ・ウォルシュと共に作り上げたものであり、彼の最後のメッセージが込められています。初日の前日には公開ゲネプロも行われ、主演を務める松岡充さんをはじめとするキャスト陣と演出の白井晃さんがメディアの前で意気込みを語りました。

劇場ロビーでの囲み取材で、松岡さんは「怒涛の稽古期間だった」と語ります。「劇場での舞台稽古を通じて、もっと深い表現を探し続ける中で、ボウイが最期に伝えたかったことを明らかにしていきたい」と意気込んでいました。彼にとってのボウイとの出会いは大きな影響を与えたものでもあり、この舞台を通じてその思いを形にすることの重要性を強調しました。

豊原江理佳さんは、「稽古が始まってからこの作品を探し続けてきた」と、その創作過程の難しさを語りました。鈴木瑛美子さんはお互いを信じて演じることの大切さを語り、小南満佑子さんはこの作品が初めて日本で演じられることに感動を覚えています。

主演の松岡さんは、個人的な思いも強く語り、「デヴィッド・ボウイの遺言を伝えるメッセンジャーとして、全力で向き合っていきたい」と熱意を示しました。彼はこの舞台のために、入念にスケジュールを調整してきたことも明かし、出演者全員がその思いを受け止めて共演することの喜びをかみしめています。

初日の舞台セットはシンプルながらも、映像や音響がふんだんに盛り込まれ、まるで異世界に引き込まれるような仕上がりになっていました。松岡さんが歌う『LAZARUS』の姿には、魂の叫びを感じずにはいられないもので、観客を一瞬で惹きつけました。

物語はボウイが主演した映画『地球に落ちて来た男』を基にしており、主人公は異星人ニュートン。彼の孤独な葛藤や、周囲との人間模様が巧みに描かれています。キャストはそれぞれの役柄に全身全霊で取り組んでおり、特に歌唱力が光る場面が多くあります。多彩な楽曲のアレンジが施された歌声は、聴く者の心を打つと同時に、ボウイの思いを受け止める手助けをしています。

「ボウイの音楽が新たな形で味わえるこの作品を、ぜひ多くの方に観てほしい」と強く願う松岡さん。演出の白井さんは「ミュージカルという枠にとどまらない、自由な表現ができている」とも語り、観客に新たな感動を提供したいとの想いを伝えました。

公演は2025年まで続き、横浜と大阪での上演が予定されています。ぜひ、デヴィッド・ボウイの最後のメッセージを感じることのできるこの舞台を体感してみてください。無限の解釈が許される作品だからこそ、観客同士での感想や解釈を語り合うことも楽しさのひとつです。年代や背景を超えて、共感を呼び起こす『LAZARUS』の世界へ、一緒に飛び込んでみましょう。


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