発酵技術が生んだ新しい美容素材「セラドリップ®」の全貌

発酵技術がもたらす新たな美容の可能性

2025年2月1日に国産化粧品原料「セラドリップ®」が登場します。この新製品は、三菱商事ライフサイエンス株式会社が手掛けるもので、発酵技術を駆使した革新的な成分を含んでいます。「セラドリップ®」は、世界初となる「シベルリンドネラリン脂質」を主成分とし、肌に優しく、自然由来のアップサイクル原料として注目されています。

新製品の概要

「セラドリップ®」は、全成分が「シベルリンドネラリン脂質」「BG（ブチレングリコール）」「ペンチレングリコール」となっており、500gの高密度ポリエチレンボトルにて販売されます。この製品は日本国内で幅広い化粧品に配合可能で、既存の「グルカモイスト®」「イーストヴェール®」に続く発酵技術を利用したシリーズの新たな一環です。

シベルリンドネラリン脂質とは

「シベルリンドネラリン脂質」は、いわゆるトルラ酵母（Cyberlindnera jadinii）から抽出された成分で、リン脂質型のα-リノレン酸とセラミドが豊富です。三菱商事ライフサイエンスでは、60年以上にわたりトルラ酵母の培養技術を磨いてきました。そのため、調味料から美容成分まで、さまざまな製品の製造に貢献しています。これにより、未利用資源であった培養後のトルラ酵母を活用し、環境に配慮しながらも高品質な美容原料が生まれました。

皮膚への優れた効果

「セラドリップ®」に含まれる「シベルリンドネラリン脂質」は、その肌に対する効果が実証されています。実際に19名の女性を対象にした28日間の試験が行われ、朝晩2回の使用により、肌の柔らかさや弾力が向上したことが確認されました。この試験結果は、専門の器具を利用して測定され、安心して使用できることが示されています。さらに、ヒトパッチテストや変異原性試験でもその安全性が保証されています。