新しいVMの潮流
2025-06-17 15:38:32

新しいヴィジュアルマーチャンダイジングのアプローチとは?トップブランドが教える最新トレンド

新しいヴィジュアルマーチャンダイジングのアプローチ



昨今、ファッション業界では、ヴィジュアルマーチャンダイジング(VM)が注目される中、特にその新たなアプローチが話題を呼んでいます。日本のトップブランドが採用するVMの最新トレンドについて、VISUAL MERCHANDISING STUDIO株式会社(VMS)代表の堀田健一郎氏が実施した講義を通じて掘り下げてみましょう。

VMとは何か?



VMは単なる商品陳列やディスプレイを意味するのではなく、顧客体験を重視した戦略的な空間デザインを指します。今年も国際ファッション専門職大学(PIIF)で行われるG.C.B.(Global Creation Business)の講義において、堀田氏はこのVMの新たな理解を学生に促しています。彼の提唱するVMは、ブランドのアイデンティティを深く理解し、顧客に記憶に残る体験を提供することを目指します。

従来の「VMD」との違い



従来のヴィジュアルマーチャンダイジング(VMD)は、主に売れる売場を作り出し、商品を目立たせることに重きを置いていました。しかし、堀田氏が提唱する新しい「VM」は、マーケティング戦略と連携し、感覚に訴えるデザインを通じて顧客を惹きつける点が大きな違いです。これにより、ブランドは単なる商品を超え、物語や体験そのものを提供できるようになるのです。

最新トレンドとサステナビリティ



堀田氏はまた、サステナビリティへの配慮がファッション業界の重要なテーマであることも強調しました。講義の中で彼は、実際のプロジェクトにおける失敗や成功のエピソードを通じて、持続可能な素材選びや施工方法について具体的な知識を提供しました。これにより、学生たちは理論だけでなく、実践的なスキルも学ぶことができています。

学生たちの反響



実際に講義を受けた学生からは、「VMDを単なる商品販売のサポートと思っていたが、その重要性を知った」といった感想が寄せられました。また、「VMにはセンスが必要ではなく、ロジカルなアプローチが大切だと感じた」という意見もあり、従来の考え方が根本から変わったことを示しています。学生はこの講義を通じて、ファッション業界における自分自身の役割や方向性を考える良い機会となっています。

VMSの教育への取り組み



VISUAL MERCHANDISING STUDIO株式会社は、2020年に「VMSアカデミー」を開設し、次世代のヴィジュアルマーチャンダイザーの育成に努力を続けています。また、堀田氏は大学や専門学校においても講演を行い、業界の最前線の知識を学生たちに伝えています。このような取り組みが、学生に新たな視点での道を開く手助けとなっています。

締めの言葉



アジア市場への訪問を通じて、日本のVMの立ち位置を見直す堀田氏は、今回の講義の中で国際的な視野を持つことの重要性を訴えています。学生たちが自身のキャリアを築く中で、この講義で得た知見が役立つことを願っています。ファッション業界に新風を吹き込むための人材が育成されることを期待しましょう。


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