ティーン向けイベント「TBZティーンビューティゼミ」の魅力を探る

美容を通じたティーン世代への新たなアプローチ

近年、SNSの普及により、美容情報の受け取り方が大きく変わりました。特に若い世代にとっては、身近なインフルエンサーやユーチューバーからの影響が強く、時にはそれが美容トラブルに繋がってしまうこともあります。そんな中、美容ジャーナリストの鵜飼恭子さんが立ち上げた「TBZティーンビューティゼミ」は、ティーンに正しい美容を伝えることを目的としたイベントです。

鵜飼恭子、ティーンビューティゼミの背景

「TBZティーンビューティゼミ」は、2022年から定期的に都内で開催されており、これまでに5回のイベントが行われてきました。この活動の発端は、鵜飼さんの長女がSNSでの情報に影響されて肌トラブルを起こしたことでした。それを知った鵜飼さんは、ティーン世代が自己流で情報を取り入れることに危機感を抱き、正しい美容をプロから学ぶ機会を提供するためにこのゼミを設立しました。

α世代と向き合う

現在、のティーン世代であるα世代は、デジタルネイティブであり、リアルなつながりを求める共創世代でもあります。彼らの持つ価値観や考え方に寄り添いながら、美容に関する正しい知識を伝えることがこのイベントの大きな目的です。最近の調査によれば、ティーンの約80%が自己肯定感を高めたいと考えており、コスメや美容家電への関心が高まっています。小中学生に向けた美容関連の書籍やサービスも増えている中、「TBZティーンビューティゼミ」はその流れにフィットした取り組みです。

イベント参加者の広がり

このゼミはティーンを対象にしていますが、意外にも親の参加率も高いのです。実際に、正しいスキンケアや洗顔法、韓国風ヘアスタイルのテクニックを学ぶセッションでは、参加した親からも高い評価を受けています。また、男性美容ジャーナリストの登場やブランドとの協賛イベントもあり、父親たちも積極的に参加しています。

質問攻め！生理フェムケアセッション

さらにこのゼミでは、生理に関する悩みにも焦点があてられています。「受験前にピルは必要か」「ダイエットの弊害」「婦人科受診のタイミング」など、ティーンが抱える疑問に対し、クイズ形式で楽しく学ぶことができます。親子でお手紙を書き合ったり、骨盤底筋を鍛えるマシーンも体験することができ、親に向けた啓発も行われています。