新たな音楽の波、ผ้าอ้อม99999のシングル『CAPTCHA』でシンギュラリティを探求

新たな音楽の波、ผ้าอ้อม99999が放つシングル『CAPTCHA』

東京を拠点に活動する4人組バンド、ผ้าอ้อม99999（パーオームキュウキュウキュウキュウキュウ）が12月24日にニューシングル『CAPTCHA』をリリースしました。この作品は、彼らのユニークな音楽スタイルである“Junk Pop”をさらに進化させたものとなっています。

廃材から生まれる音楽の物語

2023年に結成されたผ้าอ้อม99999は、インターネットの中で広がる様々な断片やミームを音楽として昇華させることを目指しています。彼らの曲は、デジタルハードコアやオルタナティブヒップホップなど、さまざまなジャンルの影響を受けた要素が混在し、新しい音楽的体験を提供します。

『CAPTCHA』の背後にあるテーマ

新曲『CAPTCHA』では、AIが進化し人間を超えようとする現代社会の課題、特にシンギュラリティ（技術的特異点）というテーマが主軸となっています。Webサイトの認証手法“reCAPTCHA”からインスパイアを受けたこの曲は、人間らしさを支えるAIと、人間性が脅かされる状況が交差する様子を描き出しています。

この楽曲には、自分自身が何者かを証明することが難しくなる現代において、あなたを人間たらしめる選択の重要性が込められています。バイクや自転車といった身近な選択肢が、実は私たちの存在証明に繋がるのです。

音楽とビジュアルのコラボレーション

同日に公開されたミュージックビデオも見逃せません。制作には暗渠Networkが関わり、アートディレクションを手がけたNachi Hakutaがそのビジュアルを統括。これにより、視覚的にも聴覚的にも、深いメッセージが感じられます。

未来を見据えたライブパフォーマンス

ライブパフォーマンスでも、彼らの独自のスタイルが際立っています。サンプラーを中心に、KAOSS PADやNintendo Switchなどの特殊機材を使いながらも、リアルタイムでの演奏にこだわっています。この挑戦的な音楽スタイルが、多くのファンを惹きつけ、2024年には「出れんの！？サマソニ！？」の審査を通過し「SUMMERSONIC2024」での出演を果たします。

国内外を問わず支持を受けているผ้าอ้อม99999は、11月にはタイの大型フェス「MAHORASOP」にも出演。ますます勢いを増しています。