再春館が受賞
2025-05-21 10:48:05

再春館製薬所が文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞を受賞!

再春館製薬所が文部科学大臣表彰を受賞



再春館製薬所の製造技術部門に所属する吉田大作氏が、令和7年度の科学技術分野における文部科学大臣表彰、創意工夫功労者賞を受賞しました。この栄誉ある賞は、工場や農林水産業、医療、研究補助など、多才な現場において優れた創意工夫を発揮し、技術の向上に寄与した方々への授与です。全国で450名が選ばれる中、熊本県では5名が受賞した中に吉田氏の名があります。

受賞の背景と成果



受賞の理由となったのは、再春館製薬所の基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の製造工程における画期的な技術改善です。特に「充填」作業に不具合があった「液だれ」という問題を解決することで、生産効率を飛躍的に向上させ、自社の製造環境改善にも貢献したとされています。吉田氏が考案した技術により、年間80時間の労働時間削減が実現されました。

従来、シートマスクの「肌養生」を製造する際、ノズルの先から液体が垂れる「液だれ」が問題視されていました。この課題の改善がこうした不良品の発生や効率低下を招いていたのです。しかし、吉田氏の導入した「シャット弁ノズル」により、従来の充填速度を「30ショット/分」から「45ショット/分」へ向上させ、生産性を高めました。これにより、製品の品質保持も実現したのです。

吉田氏のコメント



吉田氏は、「充填工程での液切れは非常に重要な要素で、製品の品質に直結する部分です。長年の課題に真摯に向き合い、液だれ問題に対策を施すことで、より良い製品を提供できるよう尽力しました。多くの方々からのサポートを受け、良い結果を出せたことを嬉しく思います」とコメントしています。このように、彼の情熱と技術へのこだわりが高く評価される結果となったのです。

今後の展望



再春館製薬所は、吉田氏の受賞を機に、更なる品質向上と顧客満足を目指す方針です。これからも持続可能な社会を実現するための取り組みを進め、社員のQOL向上を図りながら技術革新を続けていく姿勢が見受けられます。吉田氏の影響は、製造現場だけでなく、会社全体の方針にもプラスの影響を及ぼすことでしょう。

再春館製薬所の企業理念



再春館製薬所は1932年に熊本で設立され、医薬品や化粧品の製造・販売を行う企業です。自然との共生を掲げ、植物の力を最大限に活かす製品の提供をしています。特に、「痛散湯」や「ドモホルンリンクル」といった製品はその一環であり、企業の復興支援活動にも力を入れています。こうした理念のもと、健全な企業活動を続けていく姿が、多くの人々に共感されていることでしょう。


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