ポーラ化成工業が生み出した新感覚洗顔料技術
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社が開発した新しい洗顔料には、従来の製品とは一線を画す革新的な技術が取り入れられています。これは、高速分散処理によって実現した、きめ細かい繊維ネットワーク構造を持つ洗顔料です。天然の保湿成分である高分子多糖体を活用し、肌に優しく、それでいてしっかりとした洗浄力を持つ製品を目指しています。
洗顔料への新たなアプローチ
洗顔料には、たくさんのリクエストが寄せられています。「泡質が良いもの」「洗浄力が高いもの」「でもも肌に優しいもの」であることが求められています。しかし、これまでの製品では、洗浄力を高めるために界面活性剤の量を増やすことが一般的でした。その一方で、肌に刺激が残りやすく、乾燥感を引き起こす可能性もあります。
そこで、ポーラ化成工業が注目したのが、糖類が連なってできた巨大分子「高分子多糖体」です。特に、水前寺海苔から抽出される「サクランⓇ」という多糖体は、その特性を最大限に活かすことができる成分として注目されています。
スイゼンジノリ多糖体の特長
スイゼンジノリは、熊本の阿蘇地域に生息する淡水性のラン藻であり、その高分子多糖体は2900万という高い分子量を誇ります。この成分は、化粧品で使用される高分子多糖の中でも特に大きく、ふんわりした泡を形成する能力に優れています。水に溶かすととろみが出て多くの水分を保持するため、自然な保湿成分としても非常に効果的です。
高分子多糖体は、繊維状のネットワーク構造を形成します。このネットワークをさらに微細で緻密にすることで、ミクロのスポンジとして働きかける力を持つことが想定されています。これにより、洗浄成分に頼ることなく、優しく汚れを絡め取ることができるのです。
進化した洗顔料の実力
ポーラ化成工業が導入したテクニカルディベロップメントセンター(TDC)の独自技術により、スイゼンジノリ多糖体は高速の分散処理を施されています。この結果、繊細で緻密な水中の繊維ネットワークが形成され、皮脂や汚れをしっかりとキャッチする能力が向上しました。
これにより、生まれた洗顔料は、使用者の評価においても非常に高い満足度を得ています。洗った後の肌触りが良く、しっかりと保湿感が残りながらも、不要な油分や汚れをやさしく取り去ってくれるのです。
今後の展開
ポーラ化成工業は、今後もこの新しい技術を基にしてさらなる製品の開発を進めていく方針です。肌への負担を減らし、洗顔という日常行為をより快適にすることを目指し、常に革新に挑み続けています。新技術により、これまで以上にお客様満足度の高い製品を提供することが期待されます。
ポーラ化成工業の今後の展開に要注目です!