大阪芸術大学ポピュラー音楽コース卒業コンサートレポート
2025年3月16日、名門ライブハウス「ビルボードライブ大阪」で、大阪芸術大学短期大学部のポピュラー音楽コースの卒業コンサートが行われました。本公演は、2年間の学びの成果を発表する場として、学生たちが自らの音楽スキルを披露しました。
演奏内容とパフォーマンスの多様性
コンサートは約2時間にわたり、J-POPやロック、インストゥルメンタルを含む多彩な楽曲が演奏されました。特に注目すべきは、学生自身が手がけたオリジナル楽曲で、プロ顔負けの完成度で観客を魅了しました。初めに登場したのは、2年生の8名によるバンドで、スティービー・ワンダーの「Sir Duke」を力強く演奏しました。この楽曲はトランペットを用いた編成で、躍動感あふれるボーカルが会場の雰囲気を一気に盛り上げました。
オリジナル曲は、学生が授業で学んだコード理論やDTM(デスクトップミュージック)、そして作詞・作曲の技術が活かされ、観客の心をつかむのに十分な内容でした。学生たちが自身の個性を表現するために作り上げた楽曲は、聴く人々に強いメッセージを伝えました。
視覚と音楽のコラボレーション
今年のコンサートでは、新たな試みとして、デザイン美術学科のアニメーションデジタルクリエイションコースの友人たちと連携し、オリジナル楽曲に合わせたアニメーション映像も展示されました。舞台背面のスクリーンに映し出されたビジュアルが音楽と一体化し、観客はまるでミュージックビデオを体験するかのように深い没入感を得ることができました。このコラボレーションによって、学科を超えた表現の幅が広がり、共に作り上げることの楽しさを実感しました。
感動的なフィナーレ
コンサートの最後には、1年生による演奏に合わせ、2年生全員がオリジナルメッセージソングを披露しました。この楽曲は作詞・作曲・編曲の全てを学生自身が担当し、彼らの思い出や共に過ごした日々がたっぷりと込められていました。会場は温かい感動に包まれ、観客と学生が一体となってその特別な瞬間を共有しました。
学びの集大成として
この卒業コンサートは、学生たちが実践的な学びを通じて培った表現力や協働力を表現する貴重な機会となりました。それぞれが持つ才能と情熱が光る瞬間を目の当たりにし、今後の活躍に期待が高まります。彼らのこれからのキャリアにもぜひご注目ください。
大阪芸術大学短期大学部は、今後も若い才能を育てていくことでしょう。そして、次世代のアーティストたちがさらなるステップへと進む姿を見守りながら、私たちもその活躍を楽しみにしています。