夢を叶える旅を！小児がんと闘う家族に贈る感動のイベント

日本国内での小児がんの発症は年間約2,500件にのぼり、治療や入院生活に伴う不安感は子どもたちとその家族にとって大きな負担となります。そこで、特定非営利活動法人ジャパンハートと新日本製薬の協力により、「スマイルスマイルプロジェクト」というイベントが開催されました。このプロジェクトは、小児がんと向き合う子どもとその家族に質の高い時間を提供し、笑顔あふれる思い出を作ってもらうことを目的としています。

プロジェクトの背景と目的

子どもたちが抱える心の重荷を少しでも軽くし、家族で素晴らしい思い出を共有する場を提供することが、このプロジェクトの大きな使命です。新日本製薬は、2017年にこの取り組みに参加し、以降9年間にわたり続けています。今回も、九州在住の5家族をハウステンボスに招待し、医療従事者による付き添いのもと、安心して楽しんでいただくことができました。

開催概要

名付けて「スマイルスマイルプロジェクト2025inハウステンボス」。2025年6月2日から3日にかけて行われ、参加は小児がん治療中もしくは治療から1年以内の18歳以下の子どもたちとその家族です。具体的には、以下のような内容が計画されています：

- 園内散策：自然と触れ合いながらリラックスした時間を楽しんでもらいます。
- 新しい交流の場：同じ境遇を持つご家族同士が新たなコミュニティを築ける機会を提供します。
- 思い出作り：子どもたちが自身の旅行の思い出を形にするためのグッズ制作も行います。

この特別な旅行を形作るためには、大勢の社員がボランティアとして参加し、子どもたちの「やりたいこと」をサポートしました。この中で、医師や看護師の協力も得て、安心して過ごせる環境を提供しています。

参加者の声

「この旅行を通じて、家族全員で心から笑い合える時間が持てたことが一番嬉しかったです。日常の小さな幸せを感じながら生活していこうと改めて思いました」と、参加されたご家族の中には感謝の気持ちを語る方も多くいました。旅行を楽しんだ子どもたちの笑顔は、まさにプロジェクトの成功を象徴するものであり、参加者全員にとって忘れられないひとときとなったことでしょう。

ジャパンハートの役割

ジャパンハートは、医療が届きにくい地域へ医療サービスを提供することを理念に2004年に設立され、多くの子どもたちに無償で診療や手術を行ってきました。また、日本国内でも小児がんの子どもたちの外出支援など、幅広い支援活動を行っています。プロジェクトを続けることで、より多くの家族が笑顔と思い出を共有する機会を得られればと考えています。

未来に向けての取り組み

さらなる支援を続けていくため、今後も「スマイルスマイルプロジェクト」は活動を続け、参加者全員が幸福を感じられる瞬間を増やしていくことが期待されています。特に、医療従事者やボランティアの存在が、子どもたちにとっての安心材料となり、少しでも心の負担を和らげる助けになることを願います。子どもたちが未来に向けて希望を感じながら生きていく手助けとなることが、私たちの願いです。

最後に、プロジェクトに寄せられた温かいメッセージは、参加者のもとにしっかりと届けられました。そうした心のこもった気持ちが、未来への大きな励みにつながることでしょう。