クロちゃん、小説家デビューの舞台裏
お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんが、2025年3月19日に小説家としての初作品『クロ恋。』を出版します。彼が小説を書くまでの道のりや、作品に込めた思いを探ってみましょう。
作品の内容と魅力
『クロ恋。』は、4つの短編小説から構成されており、お世辞にも甘いだけでない、ちょっぴりホラー要素を加えたセツナイ恋愛物語です。これまでの彼の人生の経験や独特の恋愛観をもとに、意外性のあるストーリーが展開されます。
タイトルにある「恐セツ系」とは、恐怖と切なさが交錯する新しいジャンルを示しており、これはクロちゃんならではの試みです。
短編の見どころ
収録される短編には、恋愛を科学実験のように扱う大学生の「恋愛博士の異常な愛情」、幼馴染三人の三角関係に焦点を当てた「揺れる」、人類滅亡の日に繰り広げられる中学生の切ない恋の物語「地球最期の日」、自己認識を高めた高校生の奇妙な出会いを描いた「Lv17の勇者」があります。
各短編には、どれが失恋を反映しているのか、「謎解き」の要素も盛り込まれており、読者としての楽しみが増しています。
執筆の動機と挑戦
1月28日の会見では、彼がこの小説を執筆するきっかけとなった出来事を告白しました。実は、彼は2年間付き合っていた恋人へのプロポーズが失敗し、その直後に執筆を開始したのです。「プロポーズしてフラれた後に書いた短編がある」と語り、失恋の痛みをしっかりと作品に反映させました。
「この163万4600円の指輪を見ながら、血の涙を流して作った」と語る彼の強い思いが伝わってきます。
作家としての自信
クロちゃんは、自身の文才を強調し、過去に他作品で作詞を手がけた際に評価を受けたことを明かしました。そこで得た所感や表現力が、今回の小説にも活かされていると自信を示しました。
「『クロ恋。』は絶対に売れてほしい。指輪の費用も回収したいです」と楽しげに訴えましたが、これは彼なりの真剣さの表れでしょう。
読者からの期待
会見の最後には、作品について「小説も『水ダウ』のドッキリでは?」という質問にかしこい返しを見せ、実際に努力して生み出した作品であることを確認しました。クロちゃんの新しい挑戦が、読者にどのように受け入れられるのか今から楽しみです。
著者情報と書誌情報
クロちゃんの本名は黒川明人で、広島県出身です。2001年に安田大サーカスを結成し、様々なメディアで活躍しています。
『クロ恋。』は2025年3月19日に双葉社から発売され、定価は1760円(税込)です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
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