グリーンインバイオ、ニガウリペプチドで健康市場を攻略！

グリーンインバイオの革新: ニガウリペプチドで健康市場に挑む

台湾の上場バイオテクノロジー企業、グリーンインバイオは、ニガウリから抽出した「Insumate® mcIRBP-19 ニガウリペプチド」を発表しました。この製品は、健康補助食品市場向けに特化したもので、千億ドル規模の市場に本格的に取り組む姿勢を見せています。最近、台湾補助医科学会から「優良製品品質認証」を取得し、米国FDAの新規膳食成分（NDI）としての許可や台湾SNQ国家品質標章も同時に得て、唯一無二の存在感を示しています。

グリーンインバイオのR&Dリーダーである徐榜奎博士は、この認証が同社の原料や製造プロセス、科学的検証、臨床研究が厳しい審査をクリアした証であり、医療専門家からの信頼をさらに高める成果であると説明します。これにより、グリーンインバイオの事業はアジア太平洋地域への拡大が加速することが期待されています。

12年以上の研究開発の成果

グリーンインバイオは、12年以上にわたる研究開発の末、ニガウリから小分子活性ペプチドであるmcIRBP-19を精密に抽出する独自技術を確立しました。これは低温超臨界抽出技術を用い、環境に配慮した方法で行われ、ペプチドの構造と活性を保持しています。この技術は、世界でも稀な完全配列決定型ニガウリペプチドの特許取得に結びつきました。

特許取得の19配列ペプチド（mcIRBP-19）は、インスリン様作用を持ち、血糖管理をサポートすることが確認されています。実際に、これまでに7本以上のSCI論文が発表され、200名以上を対象とした大型研究も実施され、その効果が裏付けられています。

グローバルな展開と信頼の向上

Insumate®は現在、10か国以上で展開され、商業化に成功しています。グリーンインバイオは今後、国際パートナーシップを深め、アジア、米国、EUでの規制承認プロセスを推進し、国際的なプレゼンスをさらに強化していく方針です。医療界からの信頼を一層高めることで、グローバルな展開を図ります。

台湾バイオ産業の革新を牽引

徐博士は、グリーンインバイオが保健食品原料の研究開発と製造に注力し、「Inusmate®」や「Antromax®」などの特許原料を提供していると強調しています。会社は100件以上の国際特許や30件以上の国際発明賞を持ち、食品安全に関する多くの認証を取得しています。総合サービスの提供を通じて、グローバルな協業を加速させ、科学的エビデンスに基づく機能性素材のリーディングプロバイダーを目指しています。

今回のニガウリペプチドの導入は、健康市場において一つの新たな潮流を生む可能性を秘めており、消費者にとっても大きな期待が寄せられています。