廃漁網がファッションへと変貌!
アーバンリサーチと一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンの新たなコラボレーションから、廃漁網によるリサイクル素材「amuca®」を用いたアイテムが誕生しました。このプロジェクトは、宮城県気仙沼市で実際に漁師が使用した漁網を素材とし、環境問題に取り組む一環として進められています。
限定販売のアイテム
販売されるのは、セットアップウェアとトートバッグの2種類。どちらのアイテムも、漁業現場で長年使われてきた漁網が街中でカジュアルに着用できるデザインへと生まれ変わりました。
今回のプロジェクトの背景には、漁業における「3Kイメージ(きつい・汚い・危険)」の払拭と、担い手不足問題の解決があります。アーバンリサーチは若者に向けて「かっこいい漁師ウェア」を提供し、漁業のイメージを向上させる努力を続けています。
amuca®の魅力
amuca®は、廃漁網を回収して再生した高機能なナイロン生地です。この素材は、環境負荷を軽減するだけでなく、漁業者が抱える処理コストの軽減にも貢献しています。環境意識が高まる現代において、この取り組みは特に評価されているのです。
海洋プラスチック問題の解決に向けて
プラスチックゴミが海に流出する問題は深刻化しており、漁具が海洋環境の大きな負担を強いていることもわかっています。日本国内でも漁業由来のプラスチックゴミは全体の約59.5%を占め、その中の多くが適切に処理されてはおらず、リサイクルシステムが必要とされています。
このような課題に対して、amu株式会社は漁具を回収し、新たな価値を生み出す仕組みを確立。例えば、古くなった廃漁網を引き取って新素材amuca®に加工し、ファッションアイテムとして再生しています。
2025年大阪・関西万博での販売予定
新作アイテムは、2025年に開催される大阪・関西万博の会場内「セービングゾーン」で、URBAN RESEARCH EXPO2025 STOREにて数量・期間限定で販売される予定です。フェアトレードの観点からも価値のある製品となることが期待されています。
アーバンリサーチ、フィッシャーマン・ジャパン、そしてamuの3社は、今後もコラボレーションを通じて持続可能な水産業を目指す方針です。これにより、個人のライフスタイルにも環境意識を持ち込むことができるでしょう。
今後の展望
今後もアーバンリサーチやフィッシャーマン・ジャパンとの連携を深め、より多くの魅力的なアイテムを提供し続けていく予定です。これにより、漁業者の課題解決にも一層の貢献を果たしていきます。私たちもこの流れに乗って、サステナブルなファッションを選ぶことが大切です。これからの日常生活に、廃漁網から生まれた新しい価値を取り入れることができるのです。
環境を考えた製品は、見た目の美しさだけでなく、私たちの未来にも良い影響をもたらします。ぜひ新たなファッションの選択肢として、このプロジェクトをぜひチェックしてみてください。