デイブレイクが注目した冷凍寿司の新たな展開
デイブレイク株式会社は、アメリカ・ラスベガスとドイツ・ハンブルクで開催された国際展示会において、冷凍寿司を披露しました。この展示会では、冷凍寿司の新たな市場開拓の可能性を伺える好機となりました。
アメリカ・ラスベガスでの評価
2025年3月に行われた「Bar&Restaurant Expo」では、米国の飲食業界関係者の間で冷凍寿司が注目を集めました。デイブレイクは、現地の日系企業とともに、カリフォルニアロールとサーモンの握り寿司をそれぞれ1,000個用意。出展から数時間が経つと、これらすべての商品が完売となり、リピーターも多く存在しました。この結果は、冷凍技術を駆使した高品質な寿司が、現地市場でも需要があることを示しています。
試食した現地の専門家からは、冷凍寿司の味わいと技術に驚きの声が多く上がり、昨年のニューヨークとロサンゼルスでの展示とは異なり、ビジネスとの接点を意識した具体的なフィードバックが得られました。このような反響を元に、冷凍寿司の販売体制を整える動きが活発化しています。
ドイツ・ハンブルクでの新たなチャンス
続いて、2025年4月にハンブルクで開催された「World Travel Catering & Onboard Services EXPO」では、機内食という新しいシーンで冷凍寿司の可能性が探求されました。航空業界は、効率的かつ衛生的に食材を提供することが求められており、冷凍保存が可能な本格的な寿司が関係者から高い評価を受けました。特に、高鮮度の生魚を使用した冷凍寿司は、他の航空食では滅多に味わえないため特別な注目を集めました。
共同出展企業である双日食料株式会社との連携により、今後の機内食市場での業務展開の可能性も広がることが期待されています。
展示会を通じて得た貴重なフィードバック
ラスベガスとハンブルクでの展示会を経て、デイブレイクはアメリカ及びヨーロッパ市場での展開に向けた道筋が見えてきました。今後は、海外市場に対応した生産拠点を確立し、冷凍寿司を通じて日本の食文化を広めるために、必要な認証や基準を整えることが急務となります。また、フードビジネスの新たな流れに乗りながら、国際市場での販売体制を構築することにも力を入れています。
特殊冷凍技術を活用した革新
デイブレイクの「アートロックフリーザー」は、従来の冷凍方法では難しいとされていた高品質な食品を生み出す革新的な冷凍機です。急速かつ均一に食品を凍結することで、細胞へのダメージを軽減し、素材本来の風味や食感を保持します。この技術を活用することで、冷凍寿司の品質向上が実現し、消費者に快適な食体験を提供しています。
まとめ
デイブレイクの冷凍寿司は、展示会を通じて国際市場での大きなポテンシャルを示しました。今後は、新たな展開に向けた柔軟な対応をしながら、日本の食文化を世界中に広めていく準備が進められています。デイブレイクのさらなる成功と、冷凍寿司の可能性に期待が高まります。