トモユメ・バイオテックがエクソソーム原料の国際認証を取得
美容業界に新しい波をもたらすトモユメ・バイオテック(TOMO YUME Group)の子会社、スパークリング・サイエンス(Sparkling Sciences)が、エクソソーム原料についてダブルINCI認証を取得したことが報じられました。これにより、同社の技術が国際的な化粧品原料の標準に正式に認められる重要なステップを踏み出したことになります。この認証は、スカルプケアやヘアケア、さらにはスキンコンディショニング製品の開発において、強固な基盤となることでしょう。
ダブルINCI認証の取得
スパークリング・サイエンスが取得したダブルINCI認証は2種類の原料に対して与えられています。まず一つが、
ヒト毛包真皮乳頭細胞由来エクソソーム(INCI ID: 40983)で、主にスカルプケアや毛根へのコンディショニング効果を持つ高付加価値原料です。もう一つは、
有機米糠由来ベシクル(INCI ID: 40956)で、保湿や肌理改善、ヘアボリューム調整に使用されており、実際の製品にすでに採用されています。これらの認証により、エクソソーム技術の国際的な信頼性が高まったことが、トモユメ・グループのグローバル展開にとって大きな利点となることでしょう。
CEOの意気込み
スパークリング・サイエンスのCEOである高芳眞博士は、「今回の米国INCI認証は、当社の研究の歩みの中でも重要な節目であり、特にヒト毛包真皮乳頭細胞由来エクソソームは我々の技術力を示すものです。今後も特色ある原料の認証を進め、健康と美容の分野に幅広く応用していきます」と述べています。これにより、エクソソームは人間だけでなく、ペット向けにも活用される予定で、液体型原料の安定供給や、高安定性の粉末型エクソソームも市場に出始めています。
新ラボの設立と今後の展望
トモユメ・グループは、2026年に新しい研究・生産拠点を設ける計画で、GTPやGMPに準拠した生産体制を構築することを目指しています。この新拠点では、エクソソーム原料の研究および製造がより効率的に行えるようになり、国際的な需要に応えることができるようになります。
高度な技術力と品質管理体制を整えることで、スパークリング・サイエンスは高付加価値な毛髪ケアやスキンリペア製品において、業界のリーダーとしての地位を確立することが期待されます。
会社概要と連絡先
スパークリング・サイエンスは、台湾台北市および台中市に本社を置き、エクソソーム原料の研究・開発・製造を行っている企業です。また、スキンケアおよびヘルスケア製品の企画・販売にも力を入れています。公式サイトもお持ちで、さらなる情報は以下のリンクから確認できます。
公式サイト
トモユメ・バイオテック
株式会社ArcBio
美容と健康の未来を創る新しい技術の開発は、私たちの生活を豊かにする大きな可能性を秘めています。トモユメ・バイオテックとスパークリング・サイエンスの今後の展開に、ますます注目が集まりそうです。