日本の伝統美を世界に!株式会社Artisansの新たな挑戦
近年、世界中で日本の文化やアイデンティティに対する関心が高まっています。特に着物は、海外では高級ファッションとしての認知が進んでおり、一部の富裕層の間で特別なアイテムとして求められています。そんな中、グローバルな展開を目指す株式会社Artisansが、東京都が主催する「APT Women」のニューヨークプログラムに選ばれました。これにより、彼らは着物の芸術を世界市場へと広げるための本格的な取り組みを開始します。
APT Women プログラムとは?
「APT Women」は、東京都が推進する女性起業家支援プログラムで、過去には280社を支援し、約242億円の資金調達を実現してきました。このプログラムでは、多様な講師陣からの講義や個別のメンタリング、海外展開支援などが提供されます。特に、志を同じくする女性たちがネットワークを形成し、共に成長する環境が整っています。
Artisansのビジョン
Artisansは、自社のラグジュアリー・アパレルブランド「ALISA」を通じて、日本の職人技を現代のスタイルに融合させています。ALISAのコレクションは、着物作家や友禅工房、日本画家とのコラボレーションから生まれたもので、全てシルク製かつ日本国内で製造されています。Artisansは「日本発のラグジュアリーメゾン」を目指し、着物の美しさと文化を現代社会に合わせて新たに解釈し、提供しようとしています。
ニューヨークプログラムでの具体的な取り組み
ニューヨークプログラムでは、Artisansは以下の領域で事業の強化を図ります。
- - 北米市場でのALISAのブランド戦略をさらに深める。
- - NYの高級ホテルやセレクトショップへのアプローチを強化する。
- - 現地の投資家やバイヤーとの商談の機会を設ける。
- - 文化体験とラグジュアリーを組み合わせた新たな市場価値を考察する。
- - ニューヨークでのポップアップショップや体験型イベントの企画を進める。
これらの取り組みを通じて、日本の素晴らしい工芸品や文化が世界に広がることを目指しています。
代表取締役 山脇有紗のコメント
「日本の工芸は、世界中から深い尊敬を集める文化的資産です。しかし、着物産業は縮小し続けており、その背後には失われる技術があります。今回のニューヨークプログラムへの参加は、私たちの決意を反映しており、日本の職人の技と芸術を未来へつなぐ大きなチャンスです。」と、Artisansの代表取締役である山脇有紗は述べています。
日本文化の未来へ
Artisansは、日本の伝統を守るだけでなく、それを現代に再解釈し、全球の生活文化に根付けるという挑戦を続けています。ニューヨークからのスタートで、彼らの新たな試みがどう進展するのか、今後の展開に注目です。
公式サイトやInstagramを通じて、ALISAによる着物装飾の新しい形を体験してみませんか?