廃漁網のアップサイクル
2025-11-05 11:10:31

全く新しい環境配慮のファッションを、廃漁網から生み出す!

環境を守る新しいファッション、amuca® Fabric



amu株式会社が2025年11月5日に発売を開始する「amuca® Fabric」は、廃漁網をリサイクルして生まれた新しい素材です。この革新的な取り組みは、ファッション業界において環境に配慮した製品が求められる中、特に注目を集めています。ファッション業界は、今や急速に成長する環境問題に直面しています。大量生産と大量消費の影響で、世界第2位の環境汚染産業となっている現実から、サステナブルな素材への転換が急務とされています。

トレーサビリティを重視した新素材



「amuca® Fabric」は、QRコード付きの「amuca® Tag」を採用しており、製品に込められたストーリーを消費者に提供しています。このタグを読み取ることで、消費者は素材の出所や加工過程を追跡でき、サプライチェーンの透明性が高まっています。この新しいアプローチにより、消費者はただ商品を購入するだけでなく、その背後にある環境意識や社会的な影響を実感できるのです。

廃漁網から生まれたものづくり



「amuca® Fabric」は、気仙沼で回収された廃漁網を主原料としています。漁具は普通、塩分や汚れを含むことが多く、リサイクルには高い技術と手間が必要です。そのため、従来は廃棄物として処理されるケースが大半でした。しかしamu株式会社は、この現状を打破するため、廃漁網の回収からリサイクル、素材化、製品化のプロセスを一貫して自社で管理しています。

縫製だけではない、ストーリーのあるブランド体験



「amuca® Fabric」を使用した製品には、工程や想いを伝える新しいブランド体験が込められています。QRコードを通じて、作り手がどのような想いで製品を開発したのか、またその製品がどの漁具から生まれたのかを知ることができ、消費者と製作者の距離感が縮まります。これにより、製品に対する愛着や共感が促進され、持続可能な選択をするサポートが得られます。

環境への配慮と漁師の支援



このリサイクル素材は、環境保護の目的だけでなく、漁師たちの経済的な負担を軽減する役割も果たします。廃漁網のリサイクルによって、漁師たちは処分費用を軽減できる上、持続可能な形での漁業の未来に貢献しています。これにより、海を守るだけでなく、地域経済の活性化にもつながります。

今後の展望



amu株式会社の加藤CEOは、「廃棄される漁網から新しい素材を生み出し、漁師町の歴史や文化とともに広めていく」ビジョンを掲げています。ファッション業界に新たな風を吹き込むこの取り組みは、海や環境に対する新しい意識を消費者に伝えることで、未来へと繋げていくことでしょう。

このように、「amuca® Fabric」は新しい素材としての可能性だけでなく、そこに込められた環境への配慮、地域の支援、そして消費者との関係の深まりを目指しています。ファッション業界の新たなる変革を、ぜひその目で確かめてみてください。


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