再演に熱い期待！ミュージカル『ジェイミー』稽古場披露イベントレポート

ミュージカル『ジェイミー』稽古場披露イベント

2021年に日本で初めて上演されたミュージカル『ジェイミー』の待望の再演が、2025年7月に東京で行われます。それに先立ち、6月12日に稽古場を公開する披露イベントが行われました。このイベントでは、全キャストが参加し、稽古の様子や楽曲を披露しました。

稽古場披露の模様

稽古は「Instagram Live」で生配信され、ファンとリアルタイムでつながる機会ともなりました。前半では、楽曲中心に数シーンが披露され、振付を担当する演出家のジェフリー・ペイジがシーンごとの解説を行いました。特に注目は、ジェイミー・ニュー役を演じる髙橋颯とプリティ役の唯月ふうか、ディーン役の神里優希など、若手キャストによるポップな曲「誰も知らない」。観客を魅了する彼らのパフォーマンスは、初ミュージカルとは思えないほどの迫力でした。

また、ある楽曲では、3時のヒロインのかなでも初めてミュージカルに挑戦し、その歌声とダンスは観客を驚かせました。

ドラァグクイーンの華やかさ

「乗り越えるの」では、夢に向かって進むジェイミーと、彼をサポートするドラァグクイーンたちのパワフルなパフォーマンスが展開されます。ジェイミー役のWキャストからは三浦宏規が登場し、その魅力を存分に発揮。他のドラァグクイーンたちも華やかな扮装で登場し、場内は歓声に包まれました。

親子の絆を描いたストーリー

「限定モノ」では、アクティブなコミカルなやり取りが繰り広げられ、髙橋颯が演じるジェイミーとマーガレット役の安蘭けい、レイ役の保坂知寿との心温まるシーンが展開されました。失敗や葛藤を通じて親子の絆を描いたこの作品は、観る者に感動を与えます。

終演に向けて

イベントの後半では、キャストと制作陣への質疑応答が行われ、演出家のジェフリーは、現代社会を反映したストーリーへの思いを語りました。そして、キャストの三浦宏規と髙橋颯からも、観客に向けた力強いメッセージが届けられました。最終的に彼らは、「誰もが完璧ではないが、その中で強くなるというメッセージがやる気を与えてくれる」と語りました。