伝統と革新が交わるGUCCIとHOSOOの新しいコラボレーション

伝統と革新を結ぶGUCCIとHOSOO

2023年11月、GUCCIは日本の伝統工芸である西陣織の老舗ブランドHOSOOとのコラボレーションによる新たな展開「Gucci Nishijin」の第4章を発表しました。このプロジェクトにより、両ブランドは何世紀にもわたって受け継がれてきた西陣織の技術を現代的に再解釈し、新たな美を創造しています。

コラボレーションの背景

GUCCIとHOSOOのパートナーシップは2022年に始まり、両ブランドが共有する価値観である「伝統」「クラフツマンシップ」「クリエイティビティ」を基に展開されています。このコラボレーションの目的は、伝統技術を現代の視点で刷新し、新たな可能性を切り開くことです。職人たちが一丸となって開発したテキスタイルは、GUCCIのシグネチャーバッグのために設計されています。一つ一つが日本の伝統工芸の精緻な芸術性を体現しています。

第4章の新作

この第4章では、特に目を引く新作ハンドバッグが発表されました。代表的なモデルである〔グッチバンブー 1947〕と〔グッチダイアナ〕の新しい限定バッグは、HOSOOの特色あるテキスタイル「Petals」を用い、フローラルなモチーフとGUCCIのGGパターンを見事に融合させています。これにより、繊細な花々の形が際立つ美しいバッグが誕生しました。

これらのバッグは、あたたかみのあるアイボリー、コッパー、ローズの色調にダークブラウンのバンブーハンドルを組み合わせた上品なデザインが特徴です。特にPB（プレシャスレザー）仕上げのアイボリーは、トリムに高級感が漂い、唯一無二の存在感を放っています。さらに、それぞれのバッグにはアンティークシルバーとライトゴールドのハードウェアが使われ、全体の美しいバランスを引き立てています。

職人の視点

HOSOOの12代目クリエイティブディレクターである細尾真孝氏は、「GUCCIとの4年間のコラボレーションを通じて、伝統と革新の間で対話を重ね、織り成す新たな表現を探求してきた」と語ります。新作では、「光と陰」「静と動」といった相反する要素を取り入れ、より立体的で豊かな表情を見せることに成功しています。同氏は西陣織の技術がGUCCIの独自性と統合され、新しい美の形が生まれることを讃え、ぜひ多くの人にその美を体感してほしいと強調しています。

限定商品の購入情報

この新作ハンドバッグは、2023年11月6日から一部のGUCCI店舗及び公式オンラインショップにて数量限定で販売されます。各モデルのカラーやサイズについての詳細は、GUCCIのクライアントサービスにお問い合わせください。また、GUCCI公式ウェブサイトもご覧いただくことで、さらなる情報が得られます。

このように、GUCCIとHOSOOのコラボレーションは、単なるファッションの枠を超えて、日本の伝統を世界に伝える素晴らしい試みとなっています。近代的なビジョンと伝統の技術が見事に融合した新作バッグを手にすることは、ファンにとって特別な体験となるでしょう。