農家と消費者をつなぐ新たな形『トポ米』が始動!
2025年10月、株式会社STRKが新たに始めるサービス『トポ米』が、これまでの米流通に革新をもたらします。このサービスは、日本の米農家が直面する収益性や担い手不足の問題に対処するために開発されました。農家から高く買い取り、消費者には適正価格で提供することで、サステイナブルな農業の実現を目指します。
農家の厳しい現状とは?
日本の米作りを支える農家は、実はとても厳しい状況にあります。例えば、年間約2,000坪の田んぼでお米を作っても、年間の収入はわずか25万円程度です。これは人件費を除いた額であり、実際にはもっと少ないのが現実です。一方で、トラクターやコンバインなどの農業機械の購入には、600万円から800万円もの初期投資が必要です。これらの機械は使用開始から10年ごとに買い替えが必須となります。
しかし、この困難な経営環境に加え、さらに厳しい現実が待っています。農林水産省の調査によると、全国の約7割の農家が次の担い手を確保できていないというデータも出ています。このままでは、地域の農業が衰退し、最終的には農村が消滅する恐れもあるのです。
『トポ米』サービスの概要
『トポ米』は、このような農家の声に応える新たなサービスです。
- - 農家から高く買い取り:農家が安心して米作りを続けられるよう、収益性を確保します。
- - 消費者へは安く販売:会員制サービス「トクポチ」により、商品流通で利益を追求せずに適正価格を実現。
- - 相場崩壊を防止:お米を固定価格で販売し、農家や市場への影響を最小限に。
まずは滋賀県から取り組みを開始し、全国へと展開することを目指しています。
第一弾商品概要
形状的には、滋賀県産の「キヌヒカリ」玄米30kgが販売されます。具体的には以下の通りです。
- - 商品名:滋賀県産「キヌヒカリ」玄米 30kg
- - 販売価格:18,900円(税込)+送料
- - 発売日:2025年10月上旬
- - 販売形態:テスト販売(数量限定・お一人様1点限り)
- - 購入方法:『トポ米』専用ページ(https://tokupochi.com/pages/topomai)
なお、これは玄米での販売となり、精米はお近くの精米所で行う必要があります(目安:10kg=約100円)。また、物流の都合上、『トポ米』の商品は他の商品との同梱はできませんのでご注意ください。
株式会社STRKの思い
株式会社STRKの代表取締役、我時朗(がじろう)氏は、フードロスの削減に尽力している人物です。東京ドーム1.5分の農地を自ら管理し、農業の現実を知る彼は、次のように語ります。「機械代も回収できず、担い手もいない。けれど先祖から受け継いだ土地を荒らすわけにはいかない」。
『トポ米』の目的は、単なるお米の販売ではなく、農家が安心して次世代へとバトンを渡せる仕組みを作ることです。本サービスを通じて、滋賀県から始まり、このモデルを全国へ貫通させ、日本の米作りや農村の未来をしっかりとつなげていく所存です。
今後の展開
『トポ米』は滋賀県でのモデルケースを踏まえ、今後は他の農産物にも展開することを計画しています。これにより、さらなる食の安全と持続可能な農業の実現に向けた新しい道を切り開いていくことでしょう。今後の活躍がとても楽しみです。