メシカが創業20周年を祝う華やかなハイジュエリーショーをパリで開催

メシカが創業20周年を祝う華やかなハイジュエリーショー

2025年10月3日、パリ装飾美術館で開催されたメシカのハイジュエリーショー《テールダンスタン（Terres d’instinct）＝本能の大地》は、創業20周年を祝う記念すべきイベントでした。この展示では、南部アフリカの力強いエネルギーにインスパイアされた新作コレクションが発表され、メシカの掲げる「本能」と「自由」というテーマが鮮やかに表現されました。

舞台となったパリ装飾美術館は、応用芸術や創造の殿堂として知られ、この特別な日を祝うのにふさわしい雰囲気が漂っていました。ステージ上では、アフリカ現代ファッションのセンスを持つデザイナー、FabemとVicnateとのコラボレーションも実現し、華やかなランウェイが展開されました。

ショーには、カーラ・ブルーニやエヴァ・ハーツィゴヴァ、水原希子といった国際的なセレブリティが集まりました。これに加えて、次世代モデルやトップモデルたちが幅広く登場し、コレクションの持つ強いメッセージやビジョンを体現していました。

フィナーレでは、ブランドの創始者であるヴァレリー・メシカが舞台に立ち、祝祭に華を添えました。開幕は、セネガルの有名な音楽家ユッスー・ンドゥールによるライブパフォーマンスで飾られ、セレブリティたちの心をつかんで離さない瞬間となりました。

アフターパーティーでは、ナイジェリア出身のアフロビートアーティスト、ダヴィドやオマ・レイが登場し、参加者たちを楽しませ、余韻に浸る華やかな時間を創り出しました。

デザイナーの魅力

このショーに参加したデザイナーたちも注目です。エチオピア出身のFEBENは、独特なシルエットや濃厚なプリントで視覚的な錯覚を生み出し、ロンドンで活動しています。彼女のスタイルは、シュルレアリスム的な美学を取り入れており、一見奇抜に見えるデザインの中に、緻密な技術が詰まっています。

一方で、ナイジェリア出身のヴィクター・アネイトが手がけるVicnateは、現代的な美しさとグラマラスな要素を兼ね備えたプレタクチュールブランドです。ロマンチックな要素を取り入れた彼の作品は、より親しみやすいスタイルと高い技巧の成果を共存させています。

メシカとは

メシカは、2005年にヴァレリー・メシカによって設立されたパリを拠点にしたダイヤモンドジュエリーメゾンで、彼女はダイヤモンド商の家系に育ちました。彼女は伝統的なダイヤモンドジュエリーを革新し、ファッショナブルかつコンテンポラリーなデザインを提案しています。常に進化する彼女のブランドは、世界中のセレブリティにも支持されています。

2020年から日本市場にも進出し、現在国内に直営店を展開中。進化を続けるメシカの作品は、これからも多くの人々に愛されることでしょう。