香水『破天荒』の魅力
【新たな挑戦】
日本の伝統文化に根ざし、現代の感覚を融合させた香水『破天荒』が登場しました。このブランドは、株式会社キャライノベイトが手がけ、木曽檜に加賀友禅の技法を施したキャップを使用した世界初の香水として注目されています。
日本の伝統と革新の結びつき
『破天荒』は、香水を単なる消費財としてではなく、心を揺さぶるアートとして捉え、さまざまな職人や技術を結集して生まれました。香水のその全ては日本の歴史や文化にインスパイアされており、特に浮世絵からの影響が大きいとされています。
5つの異なる香り
このブランドからは、5種類のオードパルファムがラインナップされており、それぞれに独自の物語があります。それぞれの香りが、江戸時代から受け継がれてきた様々な情景を取り入れています。
1.
花火Hanabi: 隅田川の花火大会を想起させる香り。松明花や夏草のフレッシュな初香、ウメや炭を基とした雅香、エンジュやムスクが効いた余香のバランスが絶妙です。
2.
磯波Isonami: 葛飾北斎の波のように力強い香り。グレープフルーツや磯の香りを使用した初香、水と鈴蘭、ムスクを使った雅香が見事な調和を生み出しています。
3.
おどろおどろOdoro Odoro: 夜の神秘を表現した香りで、レモンや迷迭香の初香や、優雅な白檀が放つ余香により、その妖艶さが際立ちます。
4.
魁Sakigake: 軽やかな美しさをテーマにした香り。ベルガモットやマンダリンの初香と、ムスクやバニラが絶妙に調和しています。
5.
桜吹雪Sakura Fubuki: 春の儚さを感じさせる、桜の香りが漂う香水。チェリーや檸檬、鈴蘭の香りが絡み合い、ほのかに香る余韻が印象的です。
アートとしての香り
総合ディレクターの清水篤氏は、「破天荒」の意味を、「未知なる挑戦から新たな価値が生まれることであり、単なる香水を超えたアート」と表現しています。この香水の魅力は、香りだけでなく、視覚的美しさにもあります。木曽檜に加賀友禅の技法を施したキャップは、まさに日本の「粋」を体現していると言えるでしょう。
先行発売と本発売の日程
『破天荒』は2025年4月10日から直営店とWebShopで先行発売されるほか、一般発売は同年4月14日から始まります。価格は各13,200円(税込)と手頃で、日本の伝統文化を新たな形で楽しめる良い機会です。
結論
この香水はただの香りではなく、江戸時代の思いと現代の技術が融合した芸術作品です。落ち着いた香りが香水のボトルに込められたストーリーを語り、和の香りを通じて新しい発見の旅を提供します。これからの『破天荒』の展開にも乞うご期待です。