驚きと楽しさ!農園で体験する料理教室
4月に実施された野菜の定植イベントを経て、7月19日に農業体験施設「長居わくわくファーム」にて、カゴメ、ヤンマーマルシェ、タキイ種苗の3社による「農園の料理教室」が行われました。このイベントでは、子どもたちが自ら育てた夏野菜を使って「ラタトゥイユのリゾット」を作るという体験が待っていました。
野菜を愛する心を育む
今回のイベントは、食や農に対する感謝の気持ちを育てることを目的に企画されています。野菜を栽培し、収穫し、それを料理するという一連のプロセスを通じて、子どもたちは野菜の魅力を再発見しました。
定植イベントから始まった体験
4月に行われた定植イベントでは、タキイ種苗とカゴメの社員が野菜の育て方を教え、参加した家族は熱心に植え付けを行いました。これから3ヶ月間、子どもたちは自分が育てた野菜に愛情を持ち、お世話を続けてきました。この日がその集大成であり、期待でいっぱいの子どもたちの姿が印象的でした。
収穫の瞬間
イベント当日、カゴメ社員やタキイ種苗の指導のもと、子どもたちは自分たちが育てた野菜の収穫に挑戦しました。トマトやナスなど、色とりどりの夏野菜を手に取る子どもたちの目はキラキラしており、どれを選ぶか慎重に選びながら、特に形や色の良い実を意識して収穫していました。
ラタトゥイユリゾット作りのレッスン
収穫した野菜を持って、農園前のテントで行われた料理教室では、カゴメのコーポレートシェフ藤原氏がレシピを紹介。彼は南フランスの伝統的な料理「ラタトゥイユ」の魅力を語り、子どもたちにその調理を指導しました。
自分たちで育てた野菜を使うことで、料理への愛着が生まれ、自然と笑顔がこぼれました。「ラタトゥイユ」は野菜をじっくりと炒めることで、甘みや旨味を引き出す料理ですが、藤原シェフがその方法をわかりやすく説明します。子どもたちは熱心に聞き入り、実際に手を動かして調理に取り組みました。
完成したラタトゥイユリゾット
調理が進み、最後にご飯を加えて全体をまとめていくと、そこには色鮮やかなラタトゥイユリゾットが完成しました。出来上がった料理を一口食べた子どもたちは、「自分で作ったからおいしい!」と口を揃えて言いました。中には、野菜が苦手という子もいましたが、自分が育てたものを使ったことで満足げに完食でした。
野菜をとろうキャンペーンの意義
この取り組みは、カゴメが2020年にスタートさせた「野菜をとろうキャンペーン」の一環でもあります。多くの人々が野菜の摂取目標を達成できていない現状を受け、日々さまざまな活動を通じて、野菜への関心を高める努力をしています。イベントを通じて、子どもたちが未来の「野菜好き」に育つことを願っています。
これからも、カゴメ、ヤンマーマルシェ、タキイ種苗の3社で、世の中に「野菜をとろう」というメッセージを広めていくことでしょう。子どもたちの笑顔や楽しさが詰まったこの体験イベントは、単なる料理教室ではなく、未来の食育への一歩でした。