髪色が体感温度に与える影響と新たな暑さ対策「クールカラー」
近年、猛暑が常態化し、暑さ対策が日常の必須事項となっています。今年の夏も全国的に高温が予想されるなか、特に気になるのが体感温度。そんな中、面白い研究結果が発表されました。髪色によって髪の表面温度に最大13.05℃の差が生まれることが判明したのです。今回はこの研究の詳細と、暑さ対策としての「クールカラー」の魅力をご紹介します。
実験の概要
ヘンケル コンシューマーブランドが実施した実験では、屋外気温36.4℃という過酷な環境下で6種類のウィッグ(黒髪および5色のカラーヘア)を使用し、髪の表面温度を比較しました。実験の結果、黒髪に比べ、ブロンドや明るい色合いの髪色は著しく温度上昇が抑制されることが確認されました。
明るい髪色の効果
特にブロンドに関しては、時間が経つにつれて温度差が拡大し、20分後には黒髪に比べ13.05℃も低い結果となりました。これは、明るい髪色が光を反射しやすい特性に起因しています。髪の表面が白や黄みがかった色の場合、エネルギーを吸収しにくいことが理由ですね。
時間経過による傾向
実験開始から3分後の測定結果に比べ、10分後、20分後には黒髪との差が大きくなる傾向も見られました。長時間直射日光を浴びることで、髪色による温度差がより顕著になることがわかりました。このため、炎天下で過ごす時間が長い方は、髪色によって体感温度を下げられる可能性があるのです。
夏のスタイル:クールカラー
この研究結果を受けて、ヘアカラーにおいて「クールカラー」を選ぶことが、新たな暑さ対策として注目されています。ハイトーンのヘアカラーやブリーチを施した髪色は、見た目にも涼やかであるだけでなく、実際の体感温度も低く保つことができます。特に、夏のシーズンに向けたヘアスタイルの選択肢として、ブロンドやピンクなどの明るい色合いを検討する価値が高まることでしょう。
専門家の意見
気象予報士の天達武史氏は、「髪色と暑さの関係に着目したこの実験は、快適に夏を過ごすための新しいアプローチ」と評価しています。そして、美容ジャーナリストである伊熊奈美氏も、髪色が暑さの感じ方に影響を及ぼすことに注目し、クールカラーはムレや不快感を軽減する可能性があると述べています。さらに、実際のカラーリスト赤津まゆ美氏は、ブリーチを用いたカラーリングが柔らかく洗練された印象を与えるとし、見た目と体感の両面からクールカラーを推奨しています。
まとめ
このように、髪色選びが体感温度や快適さにも影響を与えることが新たに明らかになった今、夏のヘアカラー選びは単なる見栄えだけではなく、機能的な視点からも考えるべき重要なポイントとなります。ぜひ、クールカラーを取り入れて、見た目だけでなく体感温度にも配慮した涼やかなスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。夏を乗り切る新しい楽しみ方として、今後のヘアスタイル選びがますます充実することでしょう。