2026年秋冬の美容トレンド:引き算美容がイノベーションを生む
株式会社イニシャルが展開する美容特化型SNSマーケティングサービス「SHIP」は、2026年秋冬に向けた美容意識や購買行動に関する調査を行いました。この調査では、全国の15歳から64歳の女性520名を対象に美容トレンドに対する関心や情報収集の方法を分析し、今後のトレンドを予測しています。
調査の概要
調査は2026年6月19日から6月21日にかけて実施され、参加者の75.4%が「キャンセル界隈」(物事の効率化を重視する価値観)に共感していることが明らかになりました。これにより、新しい成分や工程を取り入れる“足し算美容”から、本当に必要なものを選び抜く“引き算美容”への移行が進行していることが示されています。
美容トレンドの全貌
2026年秋冬の美容市場は、「何を足すか」ではなく「何を残すか」が中心テーマとなりつつあります。具体的には、スキンケアとメイクのシンプル化、効率的な製品選びが求められ、スキンファースト美容や多機能コスメが注目を集めています。特に「リップ」、保湿ケア、そして眉美容への関心が高まっています。
1. ミニマル美容の全盛
最近のSNSでは、少ない方が快適という価値観が広まりつつあります。オールインワンや多機能型コスメは7割以上の支持を得ており、効率化への需要が強まっています。と同時に、こだわりたい部分には単機能商品を選びたいというニーズもみられ、シンプルかつ選び抜くことの重要性が浮き彫りになっています。
2. スキンファースト美容が主流に
2026年秋冬シーズンは「スキンファースト」がポイントです。「素肌感ツヤ肌」、「ナチュラルメイク」は生活者からの関心を集めており、隠すことよりも肌の美しさを引き出すことにシフトしています。項目数が減少する中での効率化が、肌そのものをスポットライトに当てています。
3. リップが秋冬トレンドを牽引
調査で注目されたメイクアイテムは、やはりリップでした。特に「ルミマット」と呼ばれる質感や、秋冬にぴったりの深みを持つカラー(ショコラブラウン、ミュートトーンなど)への関心が高まっています。
4. 守る美容への回帰
かつてのトレンドであった“攻める美容”から、保湿ケアやバリアケアといった“守る美容”が再注目されています。「乾燥対策」や「潤いケア」は重要キーワードとなり、基本に立ち戻る美容が志向されつつあります。
5. 眉美容の再興
眉に対する関心が高まり、眉ブリーチやマッピング、抜け感眉などが注目されています。顔の印象を左右する眉は、アイメイク全体よりも個性を引き立てる要素として再評価されています。
情報収集と購買行動のシフト
調査からは、スキンケア及びメイクアップの選び方、またそれに関する情報収集行動にも変化が見られます。特に、動画メディア(YouTubeやTikTok)が情報源として好まれる一方で最終的な購入はドラッグストアで行われることが多いことが判明。これは、SNSで情報をキャッチし、実際に店舗で商品を手に取るスタイルが確立されつつあることを示しています。
美しさは見た目だけではなく、その実践に至る過程も大切です。2026年秋冬の美容トレンドは、シンプルさと効率を重視した新たな価値観をもたらします。これからの美容は、選び抜く力が求められる時代です。