冬を快適に過ごすための新しい防寒スタイル「引き算の防寒」とは
近年の調査によると、約半数の働く女性が“冬バテ”を経験していることがわかりました。この“冬バテ”とは、寒さからくる体のだるさや気分の落ち込みなど、冬特有の不調を指します。今回は、この冬の不調を乗り切るための防寒対策として注目されている「引き算の防寒」について、自律神経研究の専門家である小林弘幸氏の知見をもとにご紹介します。
働く女性の冬の実態
調査によれば、冬の不調を感じる女性は46.7%に達し、特に「仕事のパフォーマンス低下」を懸念している方が多いことが明らかになりました。この状況はもはや個人の悩みではなく、業務の生産性にも影響を及ぼす社会的な課題と言えます。
防寒対策として、寒さを凌ぐためには重ね着が一般的ですが、その効果の裏側には「動きにくい」や「重さ」のストレスが潜んでいます。実際、47.1%の女性が「冬の服装で困ったこと」として「衣服が重く動きづらい」と回答し、多くの人が防寒衣類によって逆に疲労を感じているのです。暖かさを求めて重ね着をしすぎることで、体が疲れてしまうという悩みも広がっています。
「ウォームビズ」への意識の変化
現在、約6割の女性が実践している「ウォームビズ」。最初は環境対策として始まったものですが、体調管理としての側面が大きくなっています。「ウォームビズ」は、寒暖差を少なくすることで自律神経を整える役割も果たしています。しかし、そこに必要なのはただ単に厚着するのではなく、環境の温度に合わせた「調整力」が求められます。
引き算の防寒:調整力こそがカギ
寒さを防ぐための新しい考え方として「引き算の防寒」が提唱されています。これは、主に脱ぎ着しやすい服装を選ぶことで、状況に応じた温度調整を可能にするスタイルです。厚着をして暑さを感じても脱げないという状況は、ストレスを引き起こし自律神経を乱す原因になるため、軽くて動きやすく、快適な服選びが重要です。この「引き算」は、防寒を極めるとはいえ、シンプルであることが特長です。
小林氏が語る自律神経と冬バテへの対策
小林氏は、自律神経が乱れやすい現代人が「冬バテ」に陥る原因として、寒暖差やストレスを挙げています。自律神経は体温調整の要で、このバランスが崩れることで、だるさや倦怠感、さらには集中力の低下にもつながります。個々の自律神経を守るためには、まずは快適な服装から見直すことが有効です。
冬のパフォーマンスを向上させるために
快適に働くための冬服には、「疲れない軽さ」「厚着せずに暖かい」「着まわしやすさ」が求められています。9割以上の女性が冬の服装による対策を必要と感じていることから、軽やかで動きやすい服装の選択が自律神経を整える一助となるのです。これからの冬に向けて、選ぶ服によるストレスを少なくし、快適に過ごせる防寒服を見つけることが大切です。
結論
冬は寒さだけではなく、着用する服の選び方が体調やパフォーマンスに大きく影響します。「引き算の防寒」を取り入れ、温度調整が可能な服を選ぶことで、冬バテを未然に防ぎ、快適なビジネスシーンを実現できるでしょう。自分にとって心地よい環境を整えて、ストレスの少ない冬を過ごしましょう。