CAMPERLABがパリで初開催！2026年春夏コレクションの斬新な魅力

CAMPERLABが描く新たなファッションの風景

ファッション界に新たな風を吹かせるCAMPERLAB（カンペールラボ）が、2026年春夏メンズファッションウィークにて初めてのショーを開催しました。この特別なイベントは、クリエイティブディレクターであるアキレス・イオン・ガブリエルが手がけたもので、62 Avenue de la Républiqueというユニークなロケーションが選ばれました。その場所は現在使われていない立体駐車場で、ブランドが靴職人としての歴史を踏まえ、本格的なファッションブランドとしての姿を示す象徴的な舞台となりました。

幻想的な空間演出

ショーの会場となった立体駐車場は、スモーキーで薄暗い雰囲気の中に蛍光灯の光が漂う独特の空間を演出しました。この空間は、ディストピアとユートピアが intertwine し、観る者を一瞬別世界へと誘います。青い駐車ディスクという日常的なアイテムが招待状のように役割を果たし、コンクリートに包まれたガレージの狂気的な舞台と物語がリンクしています。メイクアップはインゲ・グロニャール、ヘアスタイリングはルイ・ゲウィが担当し、エンジンオイルにまみれたキャラクターたちがムードを盛り上げます。

予測不可能なデザイン哲学

CAMPERLABのデザイン哲学は常に新しいアイデアを取り入れ、気まぐれな性質を持っています。ブランドのアイデンティティは、対照的な要素の組み合わせと特定のキャラクターを中心に構築されています。このアプローチは、キャスティングにも現れており、キャスティングディレクターのシュアイブ・アリフの協力により、ユニセックスコレクションのモデルたちが集まりました。多様な背景を持つモデルたちが登場し、ブランドの予測不可能な特性を反映しています。

ショーのハイライト

「TORNADO（トルネード）」という新作スニーカーがショーの目玉でした。そのアウトソールには、まるでスパイクがついているかのようなデザインが施され、このシューズに込められたコンセプトを象徴しています。また、ベストセラーシューズ「TORMENTA（トルメンタ）」がサングラスにアレンジされるなど、既存のパターンを歪める試みも展開されています。このように、デザインの探求は終わりがありません。

オーバーサイズのプリントデニムコートや、定番のクロコダイルエンボス加工レザー、ヴィンテージ感のあるレザーコーディネートが舞台を飾り、新たなレザー小物が追加されることで、さらなる魅力が増しています。「LAUKKU」、「BIG LUNSS」といった新しいフォルムが登場し、これまで以上に歪んだデザインが提示されました。

ブランドの独立と進化

今シーズンは、ショー会場やコレクションにおいてCAMPERLABのブランドロゴとモノグラムが刷新されたことも重要です。これは、親会社であるカンペールからの独立した存在として、ブランドが成熟し変化を迎え、殻を脱ぎ捨てる瞬間を象徴しています。

CAMPERLABは2015年にカンペールのエクスクルーシブラインとしてスタートし、その後、新たにクリエイティブディレクターが就任。最先端のテクノロジーと革新的なデザインを融合したハイエンドなアイテムを展開しており、今後の成長が期待されます。

公式オンラインストアや新宿フラッグスを通じて、CAMPERLABの魅力を体験してみてはいかがでしょうか。