ロロ・ピアーナ、2026-2027秋冬キャンペーンをヒューストンで発表
2026-2027年の秋冬シーズンに向けて、ロロ・ピアーナがマリオ・ソレンティによる最新の広告キャンペーンをスタートさせました。発表日は7月8日。このキャンペーンは、アメリカ・ヒューストンにある「メニル・コレクション」を舞台にしており、アートとファッションの融合を感じさせる非常に特別な内容となっています。
ヒューストンとドゥ・メニル夫妻のビジョン
ヒューストンは、美術と文化の豊かな歴史が息づく街です。その景観の大部分は、ジョンとドミニク・ドゥ・メニル夫妻の情熱によって形作られました。彼らは芸術を生活の一部と捉え、一連の文化施設を設立し、その影響を強く残しています。今回のキャンペーンは、彼らが作り上げた素晴らしい空間の中で行われ、時代を超えたエレガンスを感じられるものとなっています。
マリオ・ソレンティは、この場所での撮影について「この特別な環境でロロ・ピアーナのキャンペーンに参加できたことは非常に感動的でした。洗練されたコレクションと、ドゥ・メニル夫妻の築いた宇宙との相乗効果は、深いものでした」と語っています。これにより、自然な美しさとクリエイティブな対話が生まれました。
キャンペーンの舞台
キャンペーンの撮影は、ドゥ・メニル夫妻の旧邸宅でスタートしました。この邸宅は、アートと共に暮らすために設計され、1954年にメニル財団が創立された場所でもあります。また、光あふれるギャラリーやバンガロー、アートの緑豊かな環境が融合しており、多様な色彩が広がっています。
また、近くにはマーク・ロスコによる芸術作品が展示されているロスコ・チャペルも存在します。ここでは、自然光が変わることにより、観る人に異なる体験を提供します。ロスコは「この課題の大きさを超える体験がこの作品には詰まっている」と表現しています。
多世代が交差するコレクション
今回のキャンペーンには、世代を超えた多様なモデルたちがキャストとして参加しており、彼らはまとう服の色や質感と対話しながら、コレクションが展開されます。様々なトーンのグリーン、ストーンカラー、チョークホワイトなどが用いられ、ベルベットのソファやロスコのモノクローム作品との調和が光ります。それにより、ロロ・ピアーナのファブリックに宿る機能性や触感を感じることができる仕上がりになっています。
ジャズとアートの交差点
さらに、アメリカのサックス奏者リチャード・”ディッキー”・ランドリーもこのキャンペーンに参加し、彼の音楽は静かに流れる糸のように全体を貫いています。彼は「心を自由に巡らせ、指に語らせるのです」と語り、その言葉はキャンペーン全体の美しさに深みを与えています。
このプロジェクトを通じて、ロロ・ピアーナはメニル・コレクションに対する支援を表明しています。メニル・コレクションの館長レベッカ・ラビノウは、その貢献に感謝しており、2027年の設立40周年記念行事への期待感を表しています。
このキャンペーンは、ヒューストンを舞台にした新たな章であり、ロロ・ピアーナが探求してきたアートとクラフトの融合を感じられる貴重な機会となるでしょう。美術とファッションが交わるこのプロジェクトは、多くの人々に新たなインスピレーションを提供することが期待されています。