スタイルブレッドが新しい工場を群馬県桐生市に設立し生産能力を大幅拡大

スタイルブレッド、新たな挑戦へ

株式会社スタイルブレッドが群馬県桐生市に新しい工場を設立することが発表されました。この新しい工場は、同社にとって4つ目の拠点となり、今後の国内外での売上拡大を見据えた重要なステップとなります。特に、最近の社会動向や消費者ニーズに応じた戦略的な展開が期待されています。

人手不足への対応

現在、多くの業界が少子高齢化や人口減少の影響で人手不足に悩まされており、その中でも飲食やホテル業界の深刻さは際立っています。帝国データバンクの調査によれば、飲食店での非正社員の約64.3%が人手不足を感じているというデータがあります。このような背景から、業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）を活用し、効率的な運営が求められています。スタイルブレッドは、冷凍パンの焼成技術を用いることで、効率的な生産と同時に人手不足の解消、さらには食品ロス削減にも貢献しています。

お得意様からは「スタイルブレッドの冷凍パンはおいしくて、少ロットから注文できるので便利。国内製造だから安全で安心」と高い評価を得ています。また、家庭向けにも人気のあるこの冷凍パンの累計販売数は2500万個を超え、多くの家庭で愛されています。

新工場設立の背景

新工場の設立は、昨今の高まるニーズに応える形で決定されました。生産能力はなんと2.5倍に増加し、高品質なパンをより安定して提供することが可能になります。これにより、国内外問わず多くのお客様にエレガントなプティパンをお届けできます。

新工場の基本情報

- 名称：ヘッドファクトリー
- 所在地：群馬県桐生市広沢町1丁目2505-1
- 敷地面積：4741.96㎡
- 延床面積：2387.60㎡
- 設備投資額：約20億円
- 着工時期：2024年3月
- 竣工時期：2025年2月28日（機械設備搬入据付 3月）
- 生産開始時期：2025年4月予定

スタイルブレッドの歴史

スタイルブレッドは、群馬県桐生市で大正時代から続く伝統のベーカリーを母体に持つ企業です。設立者である田中知は、ベーカリーの職人時代にアメリカを訪れ冷凍パンの美味しさに驚き、2006年から本格的に冷凍パンの製造を始めました。自家製「桐生酵母」を使用し、低温長時間熟成法で丁寧にパンを作り出すスタイルブレッドの製品は、全国約4,000社以上のホテルやレストランでの使用されています。

お客様には、手間いらずの焼きたて冷凍パンを提供し、忙しい日常を支える新しいライフスタイルを提案しているスタイルブレッド。今後も、パンを通じて皆さんの生活に豊かさを与え続けていくという信念で、さらなる成長を遂げていくことでしょう。