最新!日焼け止め
2025-09-12 13:25:41

2025年に発表される新技術!汗に強く心地よい日焼け止めの魅力

新たな日焼け止め技術のご紹介



ポーラ・オルビスグループの一部であるポーラ化成工業株式会社が、画期的な日焼け止め技術を開発しました。この技術は、2025年9月15日から18日までフランス・カンヌで開催される第35回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会において発表される予定です。タイトルは『ファイバー乳化で進化した究極のO/W日焼け止め』。

日焼け止めの重要性



日焼け止めは、シミやしわの原因となる光老化や皮膚がんの予防に必要不可欠です。そのため、使用感と機能性の両方を満たす製品が求められています。従来の製品は、汗に弱いものや使い心地が良くないものが多く、これは長年の課題でした。ポーラ化成工業は、これらのニーズに応えるための技術革新に挑戦し、OCT技術を使って日焼け止め膜の剥がれ方を可視化しました。これにより、日焼け止めの耐久性と快適さを実現しています。

課題に対する具体的な解決策



1. 水に弱い日焼け止め膜


通常、ウォーターベースの日焼け止めは、みずみずしさがある反面、汗で簡単に溶けたり剥がれたりするというデメリットがあります。これは、水が膜をふやけさせる溶解型、または膜がちぎれ浮き上がる分裂型という現象が原因です。さらに、肌への密着が不十分であるため、膜が一緒に剥がれてしまう脱離型の問題もあります。

ポーラ化成工業の研究チームは、これらの問題に対して、見事に新素材の特性を利用した革新を成功させました。

2. 新素材「ファイバー乳化」技術


ポーラ化成工業が採用したのは、竹由来のセルロースファイバーを使った「ファイバー乳化」という技術です。この技術により、日焼け止めはみずみずしい使用感を保ちながら、塗布後は汗でふやけない撥水膜に変化します。

3. 肌への密着性向上


ファイバー乳化だけでは肌への密着性が不足していたため、日焼け止め成分の一つである脂肪酸を適切に見直し、配合率を調整することで、肌に強く密着する技術を確立しました。これにより、汗がかかっても剥がれにくい日焼け止めが完成し、高い耐久性と持続的な紫外線カット効果を備えています。

実使用テストの成果


この新しい日焼け止めは、専門の評価者による使用感テストでも非常に高い評価を得ました。98%の評価者が、この日焼け止めが従来の日焼け止めよりも優れた使用感を提供すると回答しました。この理由としては、従来の製品に多く含まれるべたつきの原因となる成分を大幅に削減できたことが挙げられます。つまり、日焼け止めを塗った後もストレスを感じることなく、快適に過ごせるという点が高評価を得たのです。

環境への配慮


また、この竹由来のセルロースファイバーは、地域の持続可能な発展にも寄与しています。日焼け止めの成分が海洋に流出することによるサンゴ礁への影響を抑える可能性も示されており、環境問題への関心が高まる中、その重要性が増しています。ポーラ化成工業は今後もこのファイバー乳化技術を進化させ、新たな製品開発を続けていく方針です。

まとめ


ポーラ化成工業が開発した新しい日焼け止め技術は、従来の技術に風穴を開けるものとなるでしょう。汗に強く、健やかな肌を守ることができるこの製品は、多くの人にとって理想的な選択肢となり得ます。2025年のIFSCC世界大会での発表が今から楽しみです。


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