新しい音楽の形
2025-08-19 13:46:57

落合陽一と日本フィルが創造する五感で楽しむ音楽体験

落合陽一と日本フィルが創造する五感で楽しむ音楽体験



音楽は耳で聴くものだと思われがちですが、近年、視覚や触覚を通じても楽しむことができる新しい形の音楽が注目されています。この流れの中で、落合陽一と日本フィルハーモニー交響楽団が進めるプロジェクトが、再び話題を呼んでいます。2025年8月に開催される「VOL.9《null²する音楽会》」では、聴こえにくい方でも楽しめる新たな体験が用意されています。特に注目すべきは、振動で音楽を感じる「ハンドルドラム席」です。

音楽の新しい可能性



このプロジェクトは、「五感で感じる、身体で聴く音楽」をテーマに、多様なリスナー層に向けた音楽体験を提供しています。2018年にはじまった「耳で聴かない音楽会®」から続くこの試みは、音楽鑑賞の常識を打ち破るもので、年齢や障がいの有無にかかわらず、すべての人が音楽を楽しむことができるような場を創出しています。

ハグドラムとハンドルドラムの魅力



「ハグドラム」と「ハンドルドラム」は、視覚的にも触覚的にも音楽を感じることができる独自の打楽器です。これらは特に、聴こえにくい方にとって非常に効果的です。演奏者は、相手の叩いた音に連動して光や振動を感じることで、協奏を楽しむことができます。これにより、客席にいるリスナーは「ハグドラム」を通じて音楽のリズムをバイブレーションとして体験でき、よりインタラクティブな音楽体験が実現します。

東京公演と万博公演の詳細



このプロジェクトでは、8月21日に東京のサントリーホールで、8月30日に大阪・関西万博会場内EXPOホール「シャインハット」で公演が行われます。特に東京公演では、聴こえにくい方専用の「ハンドルドラム席」が設けられ、音楽体験が無理なく楽しめるようになっています。この席は、2,000円で提供され、同伴者も同じ料金で参加可能ですが、万博公演では全席が無料ながら、ハンドルドラム席は事前申し込みが必要となっています。

音楽体験を深める関連イベント



また、公演をより楽しむための関連イベントも開催される予定です。「聴こえない方とも音楽を楽しむ」をテーマにしたデバイスの展示が行われ、ハグドラムやハンドルドラムなどの紹介がされます。これにより、自らの体で音楽を感じる新しい体験が促進されることが期待されています。東京公演では、18:00からの展示に、当日の公演チケットを持っている方は無料で参加できるという特典も用意されています。

今後の展望



このように、落合陽一と日本フィルのコラボレーションは、音楽を新しい形で楽しむ示唆に富んだ試みです。五感を刺激することで、これまで音楽に除外されがちだった人々に、理解と参加の場を提供しています。今後もさまざまな挑戦が続くこのプロジェクトに、ぜひ注目してみてください。


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