ストリートブランド『9090』が台湾初出店
2025年3月13日、ストリートブランド「9090」が、ついに台湾に常設店舗をオープンします。場所は、台北市にある「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」。このストアの開店は、2024年12月にマレーシアに続く海外出店となり、台湾市場への進出はブランド認知拡大を狙った重要な一歩となります。
9090の魅力
「9090」は、「Revival of Culture」をコンセプトにしたストリートブランドで、90年代から00年代のユースカルチャーに触発されたアイテムを取り扱っています。古着をミックスした独自のスタイルで知られ、設立以来急成長を遂げており、特にSNSでの展開に力を入れています。2023年に原宿にフラグシップストアをオープンすると、大阪や名古屋にも店舗を展開し、急速にファンを増やしました。
過去には、AAPEやumbro、ポケモンとのコラボレーションも行っており、特に若い世代からの支持を集めています。新たにオープンする店舗では、最新コレクションや台湾限定アイテム、また特別なコラボ商品も登場予定です。
台湾出店の背景
今回の台湾出店について、株式会社yutoriの代表取締役社長、片石貴展さんは「現地のストリートカルチャーとの融合を図り、ブランドの認知度を広げたい」とコメントしています。こうした意向を受け、台湾市場での展開に期待が寄せられています。店舗はMRT文湖線「南港ソフトウェアパーク駅」から徒歩1分の好立地に位置し、訪れやすいアクセス条件も魅力です。
店舗の営業時間は、オープン初日の3月13日から3月18日までは11:00から20:00までとなり、その後は日曜日から木曜日が11:00から21:30、金曜日と土曜日は11:00から22:00まで開店します。近隣の通行人や買い物客が気軽に立ち寄ることができるオープンな雰囲気もポイントです。
企業の成長戦略
株式会社yutoriは、2018年に設立され、古着コミュニティ『古着女子』の形成を発進点とし、さまざまなアパレルD2Cブランドを展開しています。2023年には東京証券取引所グロース市場への上場も果たし、アパレル企業史上最短・最年少の上場を記録しました。
その影響力はInstagramにも表れ、フォロワー数は2024年12月時点で256万人を超えています。このような急成長を遂げているyutoriが、台湾進出を通じてさらなるブランドの認知度向上を図ることは、国内外でのファッション市場における注目ポイントとなるでしょう。
まとめ
ストリートファッション界での期待が高まる「9090」の台湾出店は、単なる店舗のオープンではなく、文化交流と新たなトレンドの創造を目指した新たな挑戦と捉えられます。現地のファッションシーンとのコラボレーションがどのように展開されるのか、今後の動向が楽しみです。台湾での初めての試みを通じて、9090がどのように成長していくのかを見守っていきましょう。