中学生以下の「推し活」実態調査:デジタル世代の心情と行動
近年、少しずつ進化を遂げている「推し活」。音楽業界やエンタメ分野において、特に中学生以下の子どもたちがどのように「推し」を支え、楽しんでいるのかを紐解くために、UtaTenが実施した大規模な調査結果を基に、その実態を探っていきます。
調査概要
この調査は2026年の春、UtaTenのユーザー3,414名を対象に行われました。中学生以下の「推し活」に関する意識や実態を詳しく知るために、以下のポイントに焦点を当てました。
魅力のある推しのジャンル
調査で明らかになったのは、最も人気のある「推し」ジャンルです。「漫画・アニメ」が最も多く、次いで「配信者」や「Vtuber」といったデジタル文化に根ざしたコンテンツが続きました。この結果から、今の子どもたちが、スマートフォンを通じて双方向性のあるコンテンツを強く求めていることがわかります。
1位:漫画・アニメ 954名
2位:配信者 739名
3位:Vtuber 703名
推し活の主な活動
次に、実際に行われている「推し活」とは何かを見てみましょう。調査結果によると、主な活動内容は「グッズ購入」と「配信視聴」がトップ2に挙げられています。特にお小遣いの制約を受けている中学生以下にとって、YouTubeなどのライブ配信が手軽に参加できる推し活の中核になっているようです。
1位:グッズ購入 2,377名
2位:配信視聴 2,289名
3位:出演作品/番組視聴 1,243名
支出の傾向
この世代の「推し活」における支出も興味深い結果を見せました。調査によると、月々の推し活にかける予算は「〜5,000円」や「〜1,000円」が主流で、無理なく楽しむスタイルが根付いています。また、無料コンテンツを利用する知恵も見受けられ、日常生活に取り入れられた「推し活」文化が味わえます。
1位:〜5,000円 1,039名
2位:〜1,000円 1,031名
3位:0円 778名
情報収集の手段
続いて「推し活」の情報収集についても調査しました。その結果、「YouTube」が圧倒的に人気で、SNSでの情報収集も盛り上がりを見せています。短時間動画やライブ配信が若年層に重宝されており、情報の即時性や視覚的な楽しみが重視されています。
1位:YouTube(3,022名)
2位:X(1,415名)
3位:TikTok(1,143名)
推しに向ける感情
中学生以下の子どもたちが抱く「推し」に対する感情も非常に興味深いものでした。「推しから元気をもらいたい」という純粋な願いが一番強く、応援のスタンスが日常の活力となっていることが分かりました。
1位:推しから元気をもらいたい(749名)
2位:推しに幸せでいてほしい(708名)
3位:推しを応援したい(631名)
デジタルネイティブ世代の推し活
これまでの調査結果から、中学生以下の推し活は、明らかに「デジタルネイティブ」世代の特性が強く表れています。オンラインでの活動が中心であり、リアルな体験よりもコンテンツ消費やSNSでの繋がりを重要視する文化が根付いています。
今後、この世代が推し活をどのように展開していくのか、その変化に注目したいと思います。この調査結果は、ファン文化がどのように進化し続けるのかを示唆するものであり、今後のエンタメ分野におけるトレンドにも大きな影響を与えることでしょう。