コンヴァノとRobot Consultingが手を組んだトークン事業の未来とは
最近、株式会社コンヴァノと株式会社Robot Consulting(RC社)が、業務提携を発表しました。この提携により、両社は新たなテクノロジーと資産活用の可能性を模索しており、その主な柱は以下の三つです:
1.
AIリーガルテック「ロボット弁護士」の販売代理
2.
実世界資産(RWA)を裏付けとするトークン共同事業
3.
暗号資産ディーリング事業会社の共同出資
提携の背景
株式会社Robot Consultingは、2025年7月のNASDAQ上場を目指しており、そのタイミングで約1,500万米ドル(約22.8億円)の資金調達を計画しています。RC社が開発したAIリーガルテック「ロボット弁護士」は、法務や労務分野のデジタル化(DX)を促進する製品群であり、コンヴァノの顧客基盤や販売チャネルと結びつけることで、相乗効果が期待されています。
また、企業のデジタルアセット活用が進む中、両社はRWAトークンの発行や流通、さらには暗号資産ディーリングを共同で推進することで、新たな収益機会を創出することを目指しています。
提携内容の詳細
1. AIリーガルテック「ロボット弁護士」の販売代理
コンヴァノは国内での「ロボット弁護士」の販売代理を行います。導入企業からのフィードバックをRC社に提供し、それを基に製品の改善や新機能開発を進めることで、通常の法務や労務支援を一層高度化することが目指されています。
2. RWA(実世界資産)共同事業
この事業では、不動産や再生可能エネルギー設備、社会インフラ、コモディティ在庫、アートといった多様な対象を基にRWAトークンの発行や決済、分配、二次流通を一貫してサポートします。コンヴァノが「発行・決済」を担い、RC社が「分配・二次流通」を担当することにより、安全でスムーズな流通を実現します。
3. 暗号資産ディーリング事業会社の共同出資
両社は、共同で自己勘定取引事業会社を設立する予定です。RC社のNASDAQ上場企業としての資金調達力とコンヴァノの金融に関する知見を組み合わせ、2028年3月までに1,000億円規模の運用を目指しています。
今後の展開
2025年11月からは、RWA共同事業および暗号資産ディーリング事業が順次開始される見込みです。業務提携による2026年3月期の業績への影響については現在精査中ですが、重要な変化が予想される場合は速やかに情報を開示する予定です。
各社の概要
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町22番14号 N.E.S.ビルS棟 B3階
- 代表者:上四元 絢
- 設立:2013年7月
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公式サイト
- 所在地:東京都港区新橋5丁目22番6号 ル・グラシエルBLDG.2 6階
- 代表者:横山 英俊
- 設立:2020年4月
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公式サイト
この業務提携は、今後のテクノロジーの進化とビジネスの新たな可能性を感じさせるもので、注目していきたいところです。