シャボン玉石けんの新たな試み
無添加石けんで知られるシャボン玉石けん株式会社が、従業員の働きやすさを向上させる新しい手当を導入すると発表しました。この制度は2025年4月1日からスタートし、特に産休や育休を取得する従業員の業務をサポートすることを目的としています。
新手当の概要
新たに実施される手当は、産休・育休取得者がいる部署に対して、月10万円を上限に支給されます。この手当は、業務を代行する同僚の負担を軽減し、モチベーションを維持することを目指しています。たとえば、10名のスタッフが在籍する部署で1名が休業する場合、残りの9名にはそれぞれ月1万円支給される形です。
この手当の導入により、シャボン玉石けんは従業員の安心感を高め、産休・育休を経て職場復帰する際のストレスを軽減します。これまでにも同社では、女性従業員の復職率が100%という素晴らしい実績を残しており、この新たな制度がさらなる支えとなることでしょう。
企業としての理念と制度
シャボン玉石けんは「健康な体ときれいな水を守る」という企業理念のもと、自然に優しい無添加石けんを製造・販売しています。出産や育児に関しても、従業員が安心して働き続けられる環境作りを意識し、子育て応援サークルや時短勤務制度、家族手当など多様な支援策を展開してきました。
たとえば、子育て応援サークルでは、親やプレママ・パパが交流する機会が提供されています。このような場は、子育て中の従業員が孤独感を感じずに、他のメンバーとつながるきっかけを作ります。これによって、復職への不安を和らげ、ポジティブな育児観を育むことができるのです。
他の特徴的な制度
さらに、シャボン玉石けんでは「短時間勤務制度」の導入も進めています。これは、子どもが小学3年生未満の従業員が対象で、所定の労働時間を短縮することが可能です。このフレキシブルな働き方により、育児と仕事を両立させることが容易になります。
また、家族手当制度もあり、子育て中の従業員には子ども1人につき1.3万円が支給されます。さらに、リフレッシュ休暇というユニークな制度もあり、年間10日間の有給休暇を取得しやすく、旅行やリラックスに充てることができます。従業員同士の交流が活発になり、職場の雰囲気も良好に維持されます。
今後の展望
シャボン玉石けんは2026年3月に給与改定を予定しており、全ての正社員に一律2万円のベースアップが実施される予定です。このように、従業員の成長やエンゲージメントを高める施策が続々と進められており、今後の展開にも期待が寄せられています。
家庭と仕事の両立を魅力的にサポートするシャボン玉石けんの取り組みは、他社にとっても参考となる成功モデルです。今後も注目していきたい企業の一つです。