プライベートブランド商品、買っていますか?
最近の調査によると、多くの消費者がプライベートブランド商品(PB商品)を選ぶようになっています。特に価格面での利点が強調されており、これが選択の大きな理由となっていることが分かりました。実際に、調査ではプライベートブランドを週に一度以上購入する人が約4割に達しており、特に40代での購入率が高いことが示されています。
 調査の背景
この調査は、マイボイスコム株式会社によるもので、2025年10月1日から7日の間にインターネットで実施されました。対象者は11,196名に及び、プライベートブランドの購入状況や意向について徹底的に分析しました。
 どのプライベートブランドが人気?
調査によれば、最も購入されたプライベートブランドは「トップバリュ」で、66.8%が選んでいます。また、「セブンプレミアム」が36.0%、続いて「CGC」が21.3%と、多くの消費者がこれらのブランドの商品を手に入れています。
プライベートブランド商品は、地理的な特性も持ち合わせています。「セブンプレミアム」は主に東北や関東で人気であり、「コープ商品」に含まれるものは北海道と東北で多く見られます。このように地域によってもブランドの支持が異なることは興味深い点です。
 どんな商品が選ばれているのか?
消費者が選ぶ商品のジャンルはさまざまで、その中でも「加工食品」が最も多く、70.6%の支持を得ています。次いで「お菓子・デザート」や「飲料」、「日用品」が続き、それぞれ約3割の支持を受けています。これは家庭での日常的なニーズに対して、プライベートブランドが応えていることを示しています。
 選ばれる理由は何か?
プライベートブランド商品を選ぶ理由に関しては、「価格が安い」が71.6%で圧倒的な支持を得ています。また、「その商品が気に入っている」と「品質が良い」もそれぞれ20%台で続いており、消費者満足度も伺えます。特に女性の回答者からは、「気に入っている」商品の選択が目立ち、安心感や品質面に対するニーズの高さが反映されています。
 購入意向の高さに注目
さらに今後の傾向について調査したところ、プライベートブランド商品を「積極的に購入したい」と答えた人は全体で約5割強にのぼりました。特に10代から20代の女性ではその割合が6割を超えています。この層が今後の市場において重要なイニシアチブを持つことが示されました。
 消費者のコメントから見る実態
調査に寄せられた消費者のコメントを通じて、プライベートブランド商品への支持や期待が見えてきます。例えば、トップバリュの商品が「低価格でも品質が良い」と評価されていたり、セブンイレブンの紅茶ポーションが便利さから多くの支持を受けています。一方で、品質面での心配やデザイン性の不足を指摘する声も挙がっています。
 まとめ
プライベートブランド商品は、今や多くの家庭にとって欠かせない存在となっています。価格の安さに加え、購入頻度も増加傾向にあることから、これからの市場においてプライベートブランドのポジションはますます強化されることでしょう。私たちが選択する商品やブランドが、より一層充実したものになることを期待したいところです。
 
 
