新時代アイドルNEWSTAR、デビューライブでアートと音楽の融合を披露！

6月28日、現代カルチャーとアートをテーマに掲げる新進気鋭のアイドルグループ、NEWSTARが、東京・SHINAGAWA THE GRAND HALLで初のデビューライブ『NEWSTAR Debut Live』を成功裏に開催しました。このライブは、ぴあ株式会社がプロデュースし、期待の高まる中でのスタートを切りました。

ステージには美術館を思わせるタペストリーや白い柱、色とりどりの花が飾られ、コンセプトである“アート”を見事に体現。華やかな空間の中、メンバー5人は「どんなことがあっても、5人で共に進んでいく」という強い決意を示しました。

オープニング映像が流れると、王子様のような華やかな衣装に身を包んだメンバーが登場。デビュー曲「星降る夜の法則」で幕を開け、その緊張感あるパフォーマンスに、観客も緊張が伝わってくる様子。しかし、次に披露した「フェスティバルーンハート」ではメンバーの表情が和らぎ、盛り上がりの雰囲気が一気に高まります。振り付けの中で、梅本大誠がウィンクを決めるなど、オーディエンスの心を掴む瞬間もありました。

続いて、天野燈磨によって導かれた曲は、先輩グループ9bicの「proof」。難しいフォーメーションチェンジを見事にこなし、メンバー同士の息の合った動きは、短期間のうちに築かれた信頼関係を物語ります。歌声には「先輩の楽曲をちゃんとカバーしよう」という真摯な思いが感じられました。

VCR挟んで、メンバーは「今すぐkiss me」衣装に着替え、パフォーマンスは続きます。学びの空間を模したセットが施され、カバンやノート、スクリーンを活用した演出も魅力的でした。また、特別バージョンとして一人ひとりの特徴を生かしたダンスパートも披露され、一ノ瀬隼がダイナミックに踊れば、天野燈磨は可愛らしいネコポーズで、冨田一翔は大きな動作でオーディエンスを魅了。梅本大誠は魅惑の視線を送るなど、各メンバーの個性が際立つ瞬間が印象的でした。

「7m!nさんに負けないパフォーマンスを」と意気込む冨田一翔が引き継いだのは「クロノメーター」。彼がオーディエンスを惹きつけ、髙崎佑晏が甘さをたっぷりと込めて歌いあげる姿も素晴らしい。MCでは、メンバーそれぞれの心情も赤裸々に語られました。グループ結成直後に直面した1人の脱退という大きな壁に、彼らはどのように立ち向かってきたのか。その葛藤を乗り越え、今ここに立つ姿に感動する観客の姿がありました。

冨田一翔が自身の思いを語る中で、「メンバーが一人欠けたことで、本当に大丈夫なのかと思った」と吐露し、髙崎佑晏も彼らが経験した日々の苦悩を明かす姿には、なお一層の感情移入が生まれました。しかし、彼らはその経験を乗り越え、より強いアイドルになろうと決意。梅本大誠の「夢は武道館に立つこと」との力強い宣言は、今後の活躍を期待させるものでした。

最後には再び「星降る夜の法則」を披露し、余裕のある表情を見せる5人からはその素顔が灯り、自然体なオーラが漂っています。天野燈磨の「僕もそうだよ」の言葉がしっかりと決まり、観客を射抜く形で終幕を迎えました。

本編が終了した後、少し間をおいてアンコールに応えると、メンバーはライブグッズのTシャツに着替え、再度「フェスティバルーンハート」を歌い上げます。タオルを振り回しながらファンとの距離を縮め、記念すべきデビューライブを心温まる形で締めくくりました。今後の活動にも期待が高まります。