山梨・エシカル消費体験
2025-12-04 18:13:29

エシカル消費を実感!山梨での感動の産地見学ツアーレポート

エシカル消費を実感!山梨での感動の産地見学ツアーレポート



令和7年11月12日、山梨県の富士河口湖町で行われた特別な産地見学ツアーが、多くのメディア関係者や飲食業界関係者を集めました。このツアーは、エシカル農畜産物の魅力を伝えるために企画され、参加者は地域の食文化と生産者の情熱を肌で感じることができました。エシカル消費とは、環境や社会に配慮した選択をすること。最近では、食材選びにもその考え方が求められています。

エシカル農畜産物の取り組み


山梨県では、「エシカル農畜産物」と呼ばれる、人や環境への配慮がなされた農畜産物の普及に力を入れています。ツアーは、新宿駅からバスで出発し、まずは道の駅なるさわで小休止。その後、山梨県農政部の穴澤主査が、エシカル農畜産物の普及に向けた取り組みを紹介しました。「やまなしジビエ認証制度」や「やまなしアニマルウェルフェア認証制度」など、県独自の資格認定制度がその基盤を支えています。

ジビエ食肉加工施設の訪問


訪問した最初の施設は、富士河口湖町にあるジビエ食肉加工施設でした。ここでは、狩猟で捕獲したシカを安全かつ適切に処理するための厳しい衛生管理が行われています。施設を運営する滝口雅博さんは、加工の際にはエタノールでの徹底的な殺菌を実施し、味と品質にこだわっていることを説明されました。特に、狩猟から30分以内に解体・加工を行うことが、シカ肉の美味しさに直結しています。また、参加者はその加工工程を実際に目にし、興味を持たれていました。

地元の食材を使ったレストラン体験


次に訪れたのは、「RESTAURANT SAI燊」です。このレストランでは、エシカル農畜産物を使用した特別な料理が提供され、参加者たちは味覚の旅に心を躍らせました。地元食材を使用した料理の数々は、一つ一つが生産者の思いを反映したもので、田辺養鶏場の卵を用いたパスタや、放牧飼育されたジャージービーフのロティなど、どれも心に残る美味しさでした。シェフの豊島雅也さんがトータルでコーディネートした料理は、まさに土地の恵みを最大限に引き出しています。

アニマルウェルフェアの考え方


ツアーではアニマルウェルフェアについても触れられました。家畜の快適性を考慮した飼養管理は、持続可能な畜産の実現に向けた重要な要素です。山梨県はこの認証を全国で初めて導入し、健康的な家畜育成を促進しています。

Mt.Fuji Craft! Farmでの感動


最後に訪れた「Mt.Fuji Craft! Farm」では、圧倒的な開放感の中で牛たちが放牧されている様子を見ることができました。経営者の金子さおりさんが語るように、自然環境を大切にした酪農が行われており、質の高いチーズの生産が行われています。この日、参加者は自家製チーズの試食を行い、その濃厚な味わいに感銘を受けていました。

エシカル消費の未来


このように、ツアーを通じて地域資源を活用したエシカルな取り組みの意義を深く理解することができました。山梨県の柳澤課長は、今後もこうした経験を多くの方に知ってもらい、エシカル消費の普及を進めていく意気込みを語りました。参加者は、エシカル消費を通じて地域にどのように役立てるかを考えさせられる貴重な体験となったことは間違いありません。

この産地見学ツアーは、エシカル消費がどのように私たちの生活と結びついているのかを実感させてくれる素晴らしい機会でした。山梨県の取り組みに注目し、自分たちの生活でもエシカルな選択を取り入れていきたいと思います。


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