大西順子が初のソロピアノアルバムをリリース!
ジャズ界に旋風を巻き起こしているピアニスト、大西順子が、キャリア初となるソロピアノアルバム『American Classics』を2026年3月4日(水)にリリースします。彼女のデビューから約30年を振り返ると、多彩な編成の中で作り出してきた独特の音楽スタイルが際立っていますが、ここに至って新たな挑戦を行う姿勢は彼女の音楽家としての真髄を示しています。
ソロピアノ集の魅力
本作『American Classics』は、大西順子が愛するジャズの巨星たちからインスパイアを受けた楽曲の数々を収めた作品です。アルバムは全9曲で構成され、エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイの名曲を楽曲に含み、その中でメドレーも交えて展開されます。ピアノだけでその情熱を表現できるソロアルバムは、彼女にとって新たなガイドラインを示すものであり、聴く者に深い感動を与えることでしょう。
録音から見える作品の個性
大西は、コンサートホールでの録音を選びました。これは、彼女の音楽が持つ生々しいエネルギーと、会場の響きを最大限に活かす意図がありそうです。トリオやカルテットでは感じ取れない、純粋なピアノの音は、リスナーにとって新鮮な体験となることでしょう。曲の中には、メドレー「Memories of You / Lover Come Back to Me / Stardust」といった、LP限定の特別収録も含まれています。
発売形式と収録曲
『American Classics』は、CDと2種類のLPレコードでリリースされます。
- - CD版: 定価3,300円(税込)
- - LP版: 定価5,500円(税込)
- - American Classics Deep Cuts LP: 限定収録版も同じく5,500円(税込)
各版ともにクオリティの高い音楽が楽しめるため、ジャズファンは必見です。特に、LP限定の「Memories of You」メドレーや「Almost Like Me」の収録は、コレクターズアイテムにもなり得る贅沢な内容です。
レパートリーの中身
収録曲の中でも印象深いものとしては、「Would You Like to Take a Walk?」や「'Round About Midnight」があります。メドレーにおいても、「Smoke Gets in Your Eyes」という名曲が大西のピアノでどのように展開されるか、非常に楽しみです。
大西順子への新たな期待
大西順子は、これまでの多彩な編成で見せてきた表現力をもとに、今作ではソロピアノというシンプルなフォーマットの中に彼女自身の音楽の核を詰め込みました。これによって、聴く人々に親密感を与えると同時に、壮大な世界観を示してくれることでしょう。
ライブ情報
アルバムリリース記念のライブも予定されており、3月3日の東京・大隈講堂での「Women in Jazz Festival」から始まり、複数のソロ公演も控えています。これらの機会を通じて、ぜひ彼女の最新作を直接体感してみてください。
結論
大西順子の最新ソロアルバム『American Classics』は、彼女の音楽的キャリアにおける新たな金字塔になること間違いなしです。その革新と伝統が融合した音楽を、心ゆくまで楽しんでください。