浜名湖の新うなぎブランド「でしこ」について
静岡県浜松市の浜名湖養魚漁業協同組合が開発した新しい国産うなぎブランド『でしこ』が、Makuakeでのクラウドファンディングにて驚異の1,530万円を超える支援を受け、2025年の5月8日からは公式ECサイトでの一般販売が開始されます。この度の成功は浜名湖のうなぎの普及とブランド力の強化に大きく寄与することでしょう。
「でしこ」の魅力と背景
「でしこ」というブランド名は、特別な意味を持っています。『で=伝統』『し=進化』『こ=幸福』の頭文字を取ったもので、地域のうなぎ養殖の歴史を受け継ぎながら、次への進化を目指す意志が込められています。浜名湖で育った稚魚を使用し、特定の認定飼料を与え、厳格な品質基準をクリアしたうなぎのみが出荷されるため、「でしこ」のうなぎはその質の高さでも知られています。
Makuakeでの成功
2024年に行われたMakuakeでのクラウドファンディングプロジェクトは、953名の支援を受け、期待を超える750万円の目標を超えて、支援総額1,533万円を達成しました。この成功は、特に35万円で提供された養鰻場見学付きのプレミアム返礼品の人気が一因であり、地域の名産を支援したいという思いが強く反映されました。
静岡県知事との面会と展望
2025年5月1日には、静岡県知事の鈴木康友氏と面会し、浜名湖うなぎの伝統と今後の展開について意見交換が行われました。知事からは地域資源を活用した新しい挑戦に対する期待が寄せられ、地域へのさらなる浸透を図る思いが新たにされました。
大阪・関西万博への出展
さらに、2025年6月には大阪・関西万博への出展が決まり、『でしこ』を通じて浜名湖の旨味を世界にPRする機会が与えられました。この展示は、浜名湖うなぎの品質と観光地としての特性を示す良い機会となるでしょう。
飲食業界の注目
現段階で、多くの飲食店や百貨店からの問い合わせが相次ぎ、東京や京都、大阪の一部高級飲食店でも導入が進んでいます。ブランド力が確認されていく中で、特に高級店舗での取り扱いが増加しています。冷凍や活鰻としての配送体制も整えており、新たな導入に関する相談も受け付けています。
EC販売とプロモーション戦略
5月8日からは一般販売が始まり、夏のギフトや父の日キャンペーンなど、多種多様な販促戦略が展開されます。特設ページやコンテンツを用意し、浜名湖うなぎを「体験」として楽しんでもらう取り組みも行います。
浜名湖のうなぎ文化の発信
浜名湖養魚漁業協同組合は、昭和24年の設立以来、安全で安心なうなぎの生産に努め、トレーサビリティの確立にも力を入れています。「でしこ」は、浜名湖が誇るうなぎ文化を全国、そして世界へと広めるための挑戦の一環です。美味しい「でしこ」をぜひ浜松で味わってみてください!