株式会社ワールドがアジア市場に新たな風を吹き込む
株式会社ワールドは、2025年12月12日に香港に現地法人「World Fashion (Hong Kong) Co., Ltd.」を設立することを発表しました。これにより、アジア市場への本格的な展開が始まります。香港は年間3,000万人以上の訪問者を誇るアジアのショッピングデスティネーションとして知られ、一人当たりのGDPが5万ドルを超える富裕層市場でもあります。こうした地理的・経済的優位性を持つ香港を、同社は中国本土や東南アジア市場への戦略的な拠点と位置づけ、3つの軸で事業を展開します。
1. Hong Kong市場でのジュエリーブランド「COCOSHNIK」初進出
まず注目すべきは、株式会社ワールドが展開するジュエリーブランド「COCOSHNIK(ココシュニック)」の香港進出です。2026年3月18日から、SOGO銅鑼湾店にて約5ヶ月間のポップアップストアをオープンします。このポップアップでは、日本の職人技による洗練されたデザインと高品質のジュエリーが並び、特に香港の富裕層顧客の心を掴むことを狙っています。香港は世界でも有数のジュエリー消費市場であり、2025年の市場規模は約600億香港ドル以上に達する見込みです。
ポップアップストアでの顧客の嗜好や購買行動を分析し、2027年には常設店の開店を計画しているとのことです。このブラントが香港市場でも受け入れられれば、さらなる店舗展開が期待されます。
2. サステナビリティを重視したリユース市場の開拓
続いて、香港では若年層の富裕層に向けてサステナビリティへの関心が高まっているため、株式会社ティンパンアレイが運営するユーズドセレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」も注目を集めています。この店舗は、審美眼と真贋鑑定に強みを持ち、デザイナーズアイテムを中心に持続可能な形で提供しています。
2026年の夏には香港の1号店をオープンし、アジア最大級のラグジュアリーリユースハブを目指すとのことです。特に日本ブランドの古着やヴィンテージアイテムへの需要が高まっているため、香港でも需要を見込んでいます。
3. 卸事業の拡充と新ブランドの導入
香港においては、ゴルフブランド「adabat(アダバット)」やレディスブランド「OPAQUE.CLIP(オペーク ドット クリップ)」などの卸売展開も進められています。これにより、現地のニーズに合わせた商品提供を行い、高評価を得ています。また、子供服ブランド「petit main(プティマイン)」も香港での出店を計画中で、今後3年内に積極的な展開が期待されています。
新規ブランドの導入やチャネルの多様化を進め、直営店と代理商を組み合わせたハイブリッド展開を図ります。ワールドグループは、アジア市場での存在感を一層強めていくことでしょう。
まとめ
株式会社ワールドの香港現地法人設立は、アジア市場への本格的な進出を意味します。ジュエリーやサステナブルなリユース市場、卸事業を通じて、国内外の消費者に新たな価値を提供し、今後の成長が非常に期待されます。ワールドグループのこれからの展開に目が離せません。