映画『国宝』の李相日監督が受賞!
2025年12月4日、株式会社日経BPが発表した「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2025」で、映画『国宝』を手掛けた李相日監督が大賞を受賞しました。このアワードは、エンタメ界における素晴らしい業績を収めたクリエーターを表彰する重要なイベントです。
大賞受賞の背景
李相日監督が制作した映画『国宝』は、歌舞伎界と俳優の美しさを見事に描き、邦画実写として歴代興収1位を記録しました。監督としての視点から、彼ならではの美学や技術が詰まった作品に、多くの観客が感動したのです。
この映画が示したのは、ただの商業的成功だけでなく、文化的価値が潜むところです。特に、古くからの伝統である歌舞伎を新しい視点で描くことで、若い世代にもその魅力を伝えられたのは大きな成果となりました。
その他の受賞者について
「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2025」では、優秀賞や特別賞も発表されました。特に新たな道を切り開いたクリエーターたちには「パイオニア賞」が授与され、アニメや音楽、ゲームといった多様なジャンルで新しい風を吹き込んだプロデューサーたちが選ばれました。
パイオニア賞受賞者
- - 大塚 学 氏:劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の企画プロデューサー。単独出資で世界的にヒットを飛ばし、アニメスタジオの新たな可能性を開拓。
- - 利根川広毅 氏:「MUSIC AWARDS JAPAN」の総合演出を担当。日本の音楽を国際舞台でかざる重要な一歩を成功させました。
- - 林 真理 氏:『都市伝説解体センター』のプロデューサー。インディーゲームの新たな可能性を引き出しています。
グローバル賞やブレイクスルー賞
さらに、日本初のコンテンツを世界に伝える役割を果たしたクリエーターに授与される「グローバル賞」は、JAKOPS(SIMON)氏に与えられました。彼の手がけた「XG」は、初のワールドツアーで約40万人を動員し、大きな話題を呼んでいます。また、「ブレイクスルー賞」には、テレビアニメ『薬屋のひとりごと』のプロデューサーらが選ばれています。
受賞意図と今後の展望
日経エンタテインメント!のこのアワードの目的は、幅広いエンタメ関係者たちに光を当て、その活躍や成果を促進することです。エンタメジャンルを横断して、革新性や挑戦精神をもったクリエーターたちの作品や活躍を多くの人に知ってもらうことで、次の世代のチャンスを広げる狙いがあります。
「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2025」が開催されるのは7年ぶり。受賞者たちのインタビューは『日経エンタテインメント!Web』で順次公開される予定です。これからのエンタメ界の未来が楽しみですね。
このアワードを通じて、新たなヒットメーカーたちの背中を押し、多くの才能が次のステップへと進むことを期待しています。日本のエンターテインメント界の新たな扉が開かれるのです。