浪速のパン屋の挑戦
2025-06-11 10:57:43

浪速の小さなパン屋が介護食品コンクールで受賞した理由とは?

浪速の小さなパン屋が受賞!健康寿命延伸への挑戦



浪速区に本社を持つ株式会社オリエンタルベーカリーは、外食産業や給食用の業務用パンを製造・販売しています。最近、同社が開発した「たんぱくカスタード」が『第10回 介護食品・スマイルケア食コンクール』で審査委員長賞を受賞しました。この賞は、介護食品の品質向上と市場拡大を目指す重要なイベントであり、オリエンタルベーカリーの業績は注目を集めています。

大失敗からの転換



この「たんぱくカスタード」は、元々はアスリートを対象にした補食商品として開発され、2019年11月に発売されました。しかし、競争の激しい市場では、バナナや手作りおにぎりと比較して価格が高いため、なかなか普及には至りませんでした。

その後、2020年に改定された「日本人の栄養摂取基準」により、高齢者向けの栄養バランス食が求められるようになり、オリエンタルベーカリーはターゲットを高齢者施設にシフトしました。この市場で「からだ想いパン」シリーズとして再パッケージされたことで、栄養士からの評判も上々。多くの注文を受けることができ、売上は飛躍的に向上しました。

受賞の背景



「たんぱくカスタード」は、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスを考慮した製品で、高齢者や栄養が必要な人々にとって適しています。特に、「献立を考えるのが楽になった」という栄養士たちの声が、商品の改善に大きく寄与していることが伺えます。

ECサイト開設による利便性



オリエンタルベーカリーは、5月に一般消費者向けのECサイトも立ち上げました。これにより、誰でも手軽にこの「からだ想いパン」を購入することが可能となり、健康的な食生活を支えるためのプラットフォームが整いました。2025年にはさらにサイトをリニューアル予定で、より多くの人々に商品を届けられる環境が整います。

健康寿命の延伸に貢献



オリエンタルベーカリーは、単なるパンの製造を超えて、健康寿命延伸に貢献することを企業の目標に掲げています。今後も新商品の開発や市場展開を進め、多くの人々にとって必要な栄養素を提供し、健康的なライフスタイルを後押ししていくことを目指しています。

このように、浪速の小さなパン屋が大きな成功を収めた背景には、ターゲットの適切な選定と、社内の努力があったのです。これからもその挑戦を見守りたいと思います。


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