ミュージカル『クリスマス・キャロル』開幕!
全国各地で公演されるミュージカル『クリスマス・キャロル』〜Nation Tour 2025〜が本日、福生市民会館でのプレビュー公演を皮切りに始まりました。今回のツアーでは、青森、北海道、熊本、長崎、鹿児島、東京、愛知、岐阜、愛媛、大分など、多くの都市で魅力的な舞台が繰り広げられます。
この作品は、イギリスの著名な作家チャールズ・ディケンズの小説を基にしたオリジナルミュージカルで、クリスマスの夜に起こる奇跡の物語を描いています。華やかな音楽やダンスと共に、人と人との繋がりや愛の重要性が表現される感動的な作品です。
物語は1843年のクリスマスイブから始まります。ロンドンの下町に住む守銭奴スクルージは、周囲から嫌われる存在。そんな彼の元に、使用人ボブが彼の息子ティムのために前借りを頼みにやってきます。しかし、ティムは難病を抱えており、今年のクリスマスが家族で迎える最後のクリスマスになるかもしれないという思いで、少しでも幸せな思い出を作ろうとしていました。
その夜、スクルージはいつものように一人でクリスマスを過ごしていましたが、突如、7年前に亡くなった共同経営者マーレイの亡霊が現れます。マーレイは、欲に取り憑かれた者は死後悲惨な運命を辿ると警告し、スクルージに自分の過去を振り返る時間旅行を提案します。スクルージは恐れつつも、クリスマスの精霊たちとともに旅に出ます。この旅計画は、彼に愛する人との別れや、楽しくも悲しい現在のクリスマスの姿、そして想像を絶する未来に対する苦悩を体験させることとなります。
豪華キャストのパフォーマンス
主役のスクルージを演じるのは吉田栄作。3年ぶりにこの役を引き受け、彼の圧倒的な演技力と歌唱力が舞台をさらに引き立てます。吉田栄作は映画やテレビドラマ、ミュージカル、アイスショー等幅広く活躍しており、今回もその実力を存分に発揮することでしょう。
さらに、スクルージに深く関わる三人の女性キャラクターを演じるのは土屋アンナです。ミュージカル『ALICE』に続く挑戦であり、今回はスクルージにとっての愛する人や、多様なキャラクターを見事に演じ分けています。
また、スクルージの親友マーレイ役は吉田要士が担当。彼は初演からこの役を演じ続けており、作品への深い理解をもとに見事な力を発揮しています。演出は、ブロードウェイでの数々の成功を収めてきた西田直木が手掛けており、音楽や振付にも注目が集まります。
キャストのコメント
開幕に際し、吉田栄作さんは「このナショナルツアーは青森から始まります。今回の作品は過去以上にパワーアップしてお届けします」と語りました。
土屋アンナさんは「三役を演じるのは初めてで難しさもあるが、とても楽しい経験です。共演者の皆さんからたくさんのエネルギーを受けています」とコメント。
吉田要士さんは「作品が進化し続けていると感じます。栄作さんとの共演が新しい刺激を与えてくれています。こうして素晴らしい舞台を皆様にお届けできることを楽しみにしています」と述べています。
ミュージカル『クリスマス・キャロル』は、12月24日まで全国ツアーが続きます。ぜひこの素晴らしい作品を観に劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?心温まるクリスマスの思い出作りに最適です。