新しい音楽の未来を切り開くDICT Music DAO Classics演奏会の全貌

音楽の新たな潮流を体験する演奏会

2023年11月18日、東京音楽大学TCMホールにて「DICT Music DAO Classics」の創設を祝う演奏会が盛況裏に開催されました。この新たなサンドボックスコミュニティは、作曲家と演奏者の共創を促し、クラシック音楽の新しい文化の構築を目指しています。主催は、Web 3.0やDAOを用いたイノベーションの推進を目指す株式会社Link & Innovationです。

多彩な作曲家による新曲の世界初演

演奏会では、数々のアニメや映画音楽で知られる大島ミチルなど、著名な作曲家たちが新たに創作した楽曲が披露され、聴衆を魅了しました。特に注目されたのは、若手実力派ピアニストの菊池広輔です。彼は、石塚玲依作曲の『Luir Rhueven』をはじめ、ピアノ曲集「イーゼルの上の音楽」からの作品を演奏しました。特に『Luir Rhueven』の演奏は、その技術と情熱が感じられ、観客に強い印象を残しました。菊池広輔によるこの楽曲のスタジオ録音版は、11月26日に配信され、さらなる注目が集まっています。

音楽キャリアの可能性を考えるパネルディスカッション

演奏会では、パネルディスカッションも行われ、未来の音楽キャリア形成についての議論が展開されました。社会起業家の山本晋也をはじめ、作曲家やデザイナー、ピアニストが参加し、商業主義からの自由で、内発的動機に基づいた作品創りの重要性が語られました。

パネルディスカッションの中で強調されたのは、個々のアーティストが信念を持って創作することの価値と、それを社会生活と調和させる方法論です。これにより、参加者たちはこれからの音楽の在り方を見つめ直す貴重な時間を持ったことでしょう。

表現豊かな演奏で作曲家の世界を体感

また、小林有沙による演奏では、4人の作曲家（大島ミチル、山下康介、石塚玲依、佐原洸）の楽曲が世界初演されました。小林の豊かな表現力は各楽曲の個性を引き出し、観客をその世界観に引き込みました。演奏された作品は、翌日には配信も開始され、多くの音楽ファンに届けられました。

以下のリンクから、演奏された楽曲をストリーミングまたはダウンロードして楽しむことができます。

- 大島ミチル作曲『Prelude〜Water Lily』: こちら
- 山下康介作曲『ハルモヨウ（ピアノのための組曲「四季」より）』: こちら
- 石塚玲依作曲『ピアノソナタ第１番“Nipponia”』: こちら

クラシック音楽の未来を共に創る

「DICT Music DAO Classics」は、楽曲の著作権をコミュニティに開放することにより、演奏家たちがより自由に活動できる環境を目指しています。この取り組みは新しいクラシック音楽文化の確立を目指し、作曲家と演奏者が共に魅力的な作品を生み出すためのプラットフォームとなることを期待しています。

コミュニティの詳細や参加については、公式ページで確認できます。新たな音楽の潮流に乗る準備をしましょう！

公式ページはこちら

音楽の未来は、私たちの手の中にあります。新しい文化を共に創っていきましょう。