巨匠・汐澤安彦の名演がCDで蘇る
日本の音楽界において、その名を知らぬ者はいない巨匠・汐澤安彦。彼の最後の名演がCDとしてリリースされることが発表され、ファンの期待が高まっています。2025年1月に惜しまれつつこの世を去った汐澤安彦は、長いキャリアの中で数多くの音楽を生み出し、指揮者としての地位を確立。また、Osaka Shion Wind Orchestraとの共演も数多く、その音楽に情熱を注ぎ続けました。
この度リリースされるCD『だったん人の踊り』は、汐澤氏が指揮を執った第140回定期演奏会でのパフォーマンスを収録したものです。演奏会は、彼の“汐澤コレクション”とも言えるプログラムで構成され、クラシック音楽の名曲を集めたもの。特に、彼自身の編曲による「だったん人の娘の踊り」やその続編「だったん人の踊り」が収録されており、ファンにはたまらない内容です。
CDの詳細とリリース情報
このCDの一般発売日は2025年6月26日(木)12:00から。価格は3,300円(税込)、さらにプレミアム応援団に加入することで3,000円(税込)で購入できます。発売日にはShion公式オンラインショップ及び今週末の「第161回定期演奏会」の会場物販ブースでの販売も予定されています。ぜひこのチャンスを逃さずに、皆さんの手に取ってみてください。
収録曲リスト
収録される曲目は以下の通りです:
- - キャンディード序曲(L.バーンスタイン/編曲:C.グランドマン)
- - ハンガリー狂詩曲第2番(F.リスト/編曲:C.マカリスター/校訂:A.リード)
- - 歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列(R.ワーグナー/編曲:L.カイエ)
- - 歌劇「イーゴリ公」よりだったん人の娘の踊り、だったん人の踊り(A.ボロディン/編曲:汐澤安彦)
- - 祝典序曲 作品96(D.ショスタコーヴィチ/編曲:D.ハンスバーガー)
- - 狂詩曲「スペイン」(E.シャブリエ/編曲:M.H.ハインズリー)
- - 序曲「1812年」作品49(P.I.チャイコフスキー/編曲:M.L.レイク)
- - 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/編曲:A.リード)
- - ティコティコ(Z.アブレウ/編曲:岩井直溥)
これらの曲により、汐澤安彦の音楽的な魅力が再び私たちの耳に届くことになります。
汐澤安彦氏の偉業
汐澤安彦は東京芸術大学を卒業後、様々な師から指揮法を学び、1973年には民音指揮コンクールで最高位を受賞。ヨーロッパでの修行を経て日本に帰国後は、オーケストラや吹奏楽団の指揮者として活躍し、特にオペラの分野で多くの功績を残しました。また、日本吹奏楽学会の第9回アカデミー賞やベルリンフィルハーモニーホールでの指揮など、数々の業績が彼の名声を高めています。彼は「音楽に情熱を注ぐ」との姿勢で様々なジャンルで活躍し、数えきれないほどの録音を手がけました。
汐澤氏の死は日本音楽界において大きな損失ですが、彼が残した音楽は今後も多くの人々に影響を与えつづけるでしょう。このCDはその一つの形として、是非とも手に取っていただきたい作品です。
音楽を愛する皆様へ
汐澤安彦の音楽を体験するこの機会をお見逃しなく!CD『だったん人の踊り』は、ただの音楽作品ではなく、汐澤氏の情熱、思いが詰まった記念碑とも言える一枚です。彼の音楽を心ゆくまで楽しんでください。