アップサイクルで生まれる新しい価値
株式会社オンワードホールディングスが立ち上げた新しいプロジェクト「アップサイクル・アクション」が、4月7日(月)から新たな作品を販売します。これは、不要になった衣料品を活用して新たな価値を創造する取り組みの一環です。第2弾となる今回は、シャツ生地を使用した95点の作品が登場します。これらは全て1点物で、オンワードグループの公式通販サイト「オンワード・クローゼット」での販売が始まります。
サステナブル経営の重要性
オンワードグループは「ヒトとに潤いと彩りを」というミッションのもと、サステナブル経営を推進しています。今年からは「Green Onward(グリーン・オンワード)」の一環として、「アップサイクル・アクション」がスタートしました。これにより、ファッション企業としてのクリエイティビティを活かし、廃棄物を減少させる取り組みが進められています。
これまでの第1弾では、デニムを利用した作品が販売され、高い評価を得ました。今年4月に発売されるシャツ生地を使った新作も、どんな具体的な商品が登場するのか、期待が高まっています。
プロジェクトの背景
オンワードグループは、2009年より自社衣料品の引き取りを行う「オンワード・グリーン・キャンペーン」を展開しており、これまでに約884万点の衣料品を引き取り、リユース・リサイクルを進めてきました。このプロジェクトを進める中で、新たな価値創造の方法として「アップサイクル」が浮上しました。
同社社員がクリエイターとなり、自由な発想と個性を生かして作品を制作。販売収益の90%は制作者に還元され、残りの10%は日本赤十字社への寄付に使われます。この仕組みにより、社会貢献に寄与することも同時に実現しています。
具体的な販売情報
新作作品は、オンラインと店舗の両方で展開されます。
- - ECサイト: 4月7日(月)から販売開始。公式サイトオンワード・クローゼットにて。
- - 店舗: 4月25日(金)からオンワード・リユースパーク 吉祥寺にて販売されます。
衣料品循環システムの確立
オンワードグループは、衣料品を可能な限りリユース・リサイクルし、廃棄を最小限に抑える循環システムの確立を目指しています。特に、引き取った衣料品を固形燃料やリサイクル糸に加工し、その製品を被災地への支援に活用しています。特に、毛布や軍手は災害支援など多様なシーンで役立っています。
今後の展望
「アップサイクル・アクション」のような取り組みは、ファッション業界でのサステナブルな未来に繋がります。消費者としても、環境に配慮した選択が行える機会を与えられることで、持続可能な社会の実現に寄与できるでしょう。オンワードの新たな挑戦に注目が集まります。公式インスタグラムでも作品の制作風景に関する情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。サステナブルなファッションの一歩を共に経験していきましょう。