災害時に備えるための新たな取り組み『食の備えBOSAI』が登場！

災害時の食を支援する『食の備えBOSAI』とは

生活協同組合コープこうべは、阪神・淡路大震災から30年という節目を迎え、私たちが直面している災害時の食に関する課題を解決するための新たなサイト『食の備えBOSAI』を公開しました。このサイトは、「共に備える未来へつなぐ」というスローガンのもと、安心して暮らせる地域社会の構築を目指しています。

食の備えは依然として重要

2024年12月に実施された調査によると、実に約3分の1の人々が「食の備えが不十分」と感じていることがわかりました。震災から30年が経過した現在でも、食料の備蓄や栄養バランス、アレルギー対応など、災害時に対応すべき食の課題は依然大きなテーマです。それにも関わらず、多くの家庭が具体的な備蓄方法や選択肢についての知識を持っていないのが現状です。

サイトの主要機能

新たに公開された『食の備えBOSAI』では、災害時の食に関する情報が豊富に掲載されており、具体的には以下の内容が紹介されています。

- 栄養チェック機能: 「栄養バランスシミュレーター」に入力することで、家庭にある食材から栄養バランスを診断できます。
- 備蓄量診断: 「フードストックシミュレーター」を使い、家族構成を入力することで必要な備蓄量を算出し、効果的な備蓄をサポート。
- 災害時の知恵: 備蓄方法、食材の調理法、食事制限やアレルギー対応など、実際に役立つ情報が盛り込まれています。

これらの機能を通じて、家族がどれだけの食料を備蓄すればよいのか、またどのように栄養バランスを考えるべきかをシミュレーションできる仕組みが整っています。

食料備蓄向上への期待

『食の備えBOSAI』の利用によって、個々の家庭は必要な備蓄量や食品の栄養バランスを把握することが可能となります。これにより、食料備蓄率の向上と栄養バランスに配慮した備蓄が期待されています。

ムダのない食の備えができれば、いざという時にも冷静に対処できるでしょう。災害はいつ起こるかわかりません。備えあれば憂いなし、皆で安全な未来に向けた一歩を踏み出しましょう。