米国市場進出で注目を集める『STAFF START』の革新技術とは
概要
株式会社バニッシュ・スタンダードが展開する「STAFF START」は、最近、米国市場進出を決定し、2025年1月に開催される世界最大級の小売業展示会「NRF 2025: Retail's Big Show」に出展することが発表されました。このニュースは、特に小売業界における従業員体験(Employee Experience)を向上させる革新技術として注目を集めています。
STAFF START の背景と進化
「STAFF START」は2016年にサービスを開始し、国内外の多くのブランドに導入されてきました。これまでの成長に寄与してきたのは、店舗スタッフの活躍の場を広げ、評価と報酬の文化を確立することです。現在、導入ブランドは3,075社に達し、スタッフアカウント数は26.9万を越えたという成果を上げています。
このシステムを利用することで、店舗のスタッフは自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を通じて新たなファンを獲得し、売上や人気を同時に実現。店舗スタッフが生み出すストーリーや情熱がブランドの価値を高める一因となっているのです。
米国市場に挑む理由
アメリカ市場は、小売業において特有の課題を抱えています。店舗スタッフによる接客が希薄であり、最低賃金での雇用やチップ制度が存在しないため、働くことへのモチベーションが低下しがちです。こうした背景から、バニッシュ・スタンダードは「STAFF START」を通じて、店舗スタッフが中心となりながら小売ビジネスの在り方を変革することを目指しています。
Empower Staff, Transform Retailをテーマにした今回の出展は、世界の小売市場において注目度も高く、特にカジュアルブランドへのアプローチによる影響が期待されています。
代表小野里 寧晃の思い
株式会社バニッシュ・スタンダードの代表取締役、秋野里寧晃は、アメリカのLAやNYを訪れ、現地の店舗スタッフから貴重な意見を吸収しました。彼は「このブランドが好きだから働いている」と語るスタッフの姿を見て、エンゲージメントを高める施策の重要性を感じていました。彼は、今後も「好きを、諦めなくていい世の中を。」実現するために努力していくと語っています。
クラウドファンディングプラットフォーム「FANBASSADOR」について
「FANBASSADOR」は、企業とそのファンをつなぐためのサービスです。ファンを集め、彼らを「ファンバサダー」としてECの共創やスポット雇用を可能にします。この取り組みは、より多様なマーケティングの形を示しています。
まとめ
「STAFF START」は、今後の小売業界における新たなスタンダードを提案しつつ、従業員体験を向上させることで、店舗スタッフや顧客にとってより良い環境を作り上げていくことを目指しています。米国市場での展開が成功し、他国にも影響を与えることが期待されます。注目のその行方を追いかけたいと思います。